今日買う玉ねぎが明日を変える話

幅広い選択肢から選び抜くということ


玉ねぎが欲しくなってスーパーに行きます

でも一つしか残ってませんでした

ちょうど一つしか必要じゃなかったからこれ買おう!



でも後ろの棚には卸したての玉ねぎが200個あることに気づきました


それでも最初に選んだ一個を買いますかって話


その200個を見てやっぱり、最初の一個にしよう!

その判断は素晴らしいことだと思う

または時には、違うこの玉ねぎにしよう!ってなるかもしれない


でも


その棚の存在に気づかなければ、こんな話にもならない



何が言いたいか

この小さい選択の繰り返しが日常であり、人生だと思う


“玉ねぎ”だったらまだいい

それが “大学生活” とか “仕事” だったら話は違ってくる


後ろの棚に気づきませんでした!では遅い

後ろの棚の存在に気づける視野の広さ、気づかせてくれる店員の優しさ(周りの環境)が大切


そしてその視野の広さや店員の優しさは待っているだけでは、偶発的なものでとどまってしまう

時には、自分から求めていかないと手に入らない


1つの綺麗な玉ねぎを見つけても、盲目的にならずに他の玉ねぎも見てみる

他の玉ねぎのことを知ってそうな人に声をかけ玉ねぎ情報を得る

それで色んな玉ねぎを見て、自分が今日の夕飯に必要なのはこれぐらいの大きさでよくて、

値段的にもこれぐらいの物がいいからこれにしよう


もう時間的にも、夕飯の支度をしないといけない時間だ!ってなって一つの玉ねぎを選ぶ


そうして選んだ玉ねぎには、ある程度の覚悟と自信を持つ

きっと今日入荷されたどの玉ねぎよりも美味しくて最高のものを選んだと


夕飯を作る過程になって、やっぱり小さいとか、他の店の方が安かったって思ってては、美味しい料理なんて出来やしない


次はその玉ねぎをどう調理したら最高に美味しくなるか考えないと


可能性と選択肢

人生を歩んでゆくっていうのは、選択肢をどんどん削っていくこと

出来ることがどんどん減っていく


どこかで聞いた何かのセリフ


これは何か違う気がする

人生歩んでいくにつれて、出来ることは増えるはずだし、選択肢が広がっていくはず


確かに、赤ちゃんの頃は何にでもなれる

30歳になってから、よし!プロアスリートになろう!有名画家になろう!厳しいこともあるかもしれない


でもその視点が持てて、そういう考えができるのも人生を歩んだから


赤ちゃんの時は、可能性は無限大かもしれない

ただ選択肢は少ないはず

もし、「バブーバブー明日から研究者になりたいー!」っていっても、論文書くことも、研究をすることもできない


それが出来るのは、学校行って、勉強して、受験して、知識蓄えてっていう人生を歩んで初めてできる

初めて研究者という選択肢が出てくる、選択肢が増える


スーパーで、トマト買ったらこんな料理できる!豆腐買ったらこんな料理できる!確かに色々な可能性があるが、それは妄想に過ぎない


玉ねぎを買う(経験)という選択をして、パスタっていう食材がたまたま家にあった(ポテンシャル)から、よしペペロンチーノにしようという選択肢(将来)が出てくる


常に選択肢を増やす機会をつくり、選択をし、また選択肢を増やす


次の日もその次の日もペペロンチーノを作ってより美味しいペペロンチーノを作る(将来)もいい

または、3日ぐらいして新しくトマトを買って、ナポリタンを作ってもいい

パスタは残ってるが、あえてトマトと玉ねぎでスープを作ってもいいかもしれない


選択肢は増えるもの

一度選択をした選択肢を忘れてはいけない

末端の選択肢だけを見ていては、戻って選択をし直すと言う選択肢を失ってしまう。


あの時は偶々近くのスーパーで玉ねぎを買った(選択)けど、トマトを買うこともできる(選択肢)し、なんなら違うスーパーに行くこともできる(選択肢)


玉ねぎを買うことの繰り返しが、毎日になり人生になっていく


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