自分をもっと愛するようになると、人生はこんなふうに変わる
ダライ・ラマ法王のお話しで、こんなものがありました。
欧米の社会では、「自分を嫌い、自分を好きになれない」という人がいるということに、ダライ・ラマ法王は、心底、驚かれたそうです。
チベットの文化では、「自分を嫌い、自分を好きになれない」という人は、ほとんどいないそうなんです。
ダライ・ラマ法王にとって、「自分を好きになれない」というのは、全く想像したことがない問題だったのです。
「信じられない」という思いで、本当かどうか確かめるために、ダライ・ラマ法王は、欧米人一人一人に、聞いてみられました。
「あなたは自分のことが好きですか?」
すると、ほとんどの人が「あまり好きではない」と答えたそうです。
私の主人チェリンも、チベット仏教の文化で生まれ育った人間です。
このことについて、以前、チェリンに聞いてみました。
すると「インドでは、自分のことが嫌いという人には会ったことがない。自分の社会にはいない」とのことでした。
ダライ・ラマ法王が驚かれたように、私は、逆に
「インドやチベット文化では、自分のことを嫌いな人がいないのか!」
と、頭を金槌で殴られるくらいの衝撃を感じた覚えがあります。
日本では、どうでしょう?
「自分のことを好きになれない、自信がない」という、お悩みをよく聞きます。
そして、多くの人にとって、「自分を好きになること、自信を持つこと」は、本当に難しいことのようです。
しかし、自分のことが好きになれないと、いろんな問題が起こって来ます。
例えば・・・
自分のことを嫌いだったり、否定していると、
他の人のことも嫌いになりがち、否定しがちになります。
そうすると、人間関係が上手く築けなくなり、喧嘩をしたり、ぶつかりやすくなったり、孤独になったりします。
自分のことを嫌いだったり、否定していると、
何をしていても、幸せな気分になりません。
どんなに、美味しいものを食べていても、
高価でオシャレな服を着ていても、
どこか虚しさを感じ続けます。
自分のことを嫌いだったり、否定していると、
どんなに努力して成功しても、何か不足している感じから
解放されません。
せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
それに、なんでこんなに努力して成功したのに、
まだ気分が良くないんだろう?と自問自答し続けるでしょう。
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