前回の最終回を書いてから、どの位の月日が経っただろうか?

その後、社員を雇い、都内に事務所を構え、ポルシェに乗り、順風満々に思えた。


その兆候は、先ずアプリの収益に現れる。

ずっと倍々で成長してきたアプリの売上が鈍化し始める。

その時期と同じくして、固定費がかさむ。

一人で稼いだ内部留保(会社が保持するキャッシュ)は割と潤っていたが、少しづつ減っていく。

2015年の秋くらいから、内部留保も無くなり、社会保険料の滞納も。


今まで思い通りに出来ていた事が、少しづつ、本当に少しづつ狂い始める。

そして、それが始まると、自分で全くコントロール出来なくなる。


受託案件で立て続けに、一方的に契約解除を言い渡される。

目標を立てれば必ず達成出来る、出来てた。それが出来なくなる。


物事に優先順位を付け、すぐに実行に移す。

どんどん色んな事が億劫になり、それが出来なくなる。


数年前に読んだ『社長失格』という書籍。

他人事のように読んでいたが、自分にフラッシュバックする。


毎月毎月、資金が足りない。

「また足りないのかよ。。。」

自分でもうんざりする。


それでも、起業して軌道に乗せた自負もある。

それが邪魔したのかもしれない。


過去の栄光はどこに行ったのだろうか?

少しづつ、それは着実に。

着実に今まで築いてきたものが蝕まれていく。


ちなみにだが。

4期目の決算は散々な結果だった。大幅な赤字。

税理士に『こんな決算書、見たことない』と言わせる程。

そして、5期目も割と大きな赤字で終わった。


破綻への第一歩

2017年4月21日(金)

休み明けは給与日。また資金が足りない。

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30代半ばのオッサンが起業した話 破綻編2