純情ホスト② ダメホスト編

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繋ぎでBに在籍していたスーパーおじさん軍団がBを去る頃には、徐々に新しく新人が入ってきていた。



SY社長がおじさん軍団がいる間に、気合を入れて従業員の募集や補充をしていたからであろう。

ふと気づけば、Bのホストはいつの間にか14名程になっていた。



その時期の新人達も、やはり5人中1人が3ヶ月後なんとか残っていたという様な感じに変わりはなかった。


その時期に入店した中で、2~3名を除けば、

ギリギリ顔を覚えているぐらいの従業員ばかりだった。



そう偉そうに表現したが、その中で私も結局は・・・

やはりダメホスト、

全く出来ていなかった。



その時には、私も売上を上げなければいけない状況にエスカレーター式になっていた。

店としては、売上を入ったばかりの従業員に期待するわけにもいかず、

売上を上げろと言われるのが私とS君がメインになったからだ。


その頃を境に以前にはなかった、売上を求められるようになっていった。


もともとの動機が女である。


それまでは、売上を意識してやってきていた訳ではなかった。

ナンバーに入っていないと格好悪いと思った事もなかった。


楽しく飲めれば良かった。

相手と自分が楽しく飲めれば良いと。


しかし当たり前だが売上がなかったら店側は、店の家賃も払えない。

そんな事も考えた事はなかった。


責任を負う立場になっていなかったからだろう。

以前であれば自分のお客さんが来ていなくても、他の主要メンバーの誰かが、お客さんを呼んでいた。


今はもう、その人たちはいない。


もう自分達以外は、まだ右左もわからない従業員たちばかりなのだ。


みんなの読んで良かった!