最愛のビッチな妻が死んだ 第37章 骨と寝る男
僕は毎日、あげはのお骨と寝ている。
なぜ、そうしているのかと問われたら、いつもそうしてきたからとしか、答えられない。
僕たちはいつだって一緒に寝てきた。
仲良く愛を確かめ合った日、喧嘩した日、お金がなくてパンを作ってかじった日、一緒に自殺した日、救急車と警察がきた日、いつだって僕たちは2人で寝てきた。
お墓に入れて、誰かが参れるようにしてあげた方がいいと言う人もいる。
だが、まだ僕はその気になれない。ごめんなさい。まだ、僕の整理ではなく、供養は終わっていないから。また、誰かのためのあげはではなく、僕だけのあげはなのだろう。
僕は僕の添い遂げ方を見つけたい。それまでは添い寝してあげていたい。
ありがとう、少しなにかが分かりました。
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