最愛のビッチな妻が死んだ 第38章

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ささいな言葉のやり取りで落ちていて、まだこの状態で相手と会うのは怖い…普通に生きてきた人と少しおかしな人間が付き合うこと自体、悪いことなんじゃないかと思い始めている。

 キチガイは健常者と付き合ってはいけないのではないかと思い始めてきた。

 彫り師さんが渡米中なのでスミに逃げられないため、今日少しでも気分を上げるためにピアスを4コ開けた。

 しかし、上がらない。

 気分的には、信じずに裏切られるよりは、ドップリ信じ込んで縁を切られた方が深手で気持ちいい。安っぽ〜いヒロイズムが僕を悪い方向へ導いてくれるだろう。

 結局、イカれたヤツは相手を壊してしまうか、最初から壊れた人間としか付き合えないのかもしれない。

 怖い。怖くて不安だ。相手を貶めるかもしれない。 

 時の過ぎ行くままにこの身を任せ、落ちて行くのは幸せではない。

 まだ、かろうじて相手を不幸にしたくはない理性とやらが残っている自分に、人間くさい自分に驚いている。

 愛しているのは僕だけなのか、待つこと、受け入れることを 相手に求めてはいけないのか。キチガイ強要罪は罰せられるのか。

 頭が回らない。アイスでも喰って、クサで落としてドロドロに溶けてしまいたい。

 日常を取り戻せるとでも思ったのか?

 お気楽に考え過ぎだぜ、自分。

 ここは底じゃない。もっと深くドン底に叩き落とされる気がしてならない。サイバラにも寂聴にもなれないハンパ者のいる場所ではない。

 物語や作り物の世界の住人じゃない、現在進行形の僕の話だ。


人生はリハビリだ。退院する時には、死が待っている。 笑えるぜ。


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最愛のビッチな妻が死んだ 第39章

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