インドの山奥で修行してきた話-20 【タミル大学へ。そしてさよならタンジャブール】

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1997年11月19日(水)第二十七日目 
PM2:00 タミル大学着 到着したものの学内に人が全然居ない。。。。。
通訳のおばちゃんととりあえず目的の研究室へ。が、相変わらず誰もいない。
二人でしばらくオロオロしてたら一人の学生に声を掛けられる。その目的の研究室の学生とのこと。
今日2時にアポイント取ってたんだが。。。と言うと「は?教授は今日大学来ないよ。今日は学校休みだもん。明日の午後には来ると思うけど」と。
おばちゃんを見る。


何故か憮然とした表情で「居ないってさ」と。 
おいおい!!!! 昨日アポ取ってくれたんじゃなかったんかーーい!!!

その学生に「明日この時間にまた来るから! その教授に伝えておいて!」とお願いして(まぁたぶん伝わらないだろうなとは。。。)今日はさよなら。
おばちゃん、「折角来たんだから大学見て回ろうぜ!」と。何故か船の研究してる部屋に案内される。船、、、ねぇ、、、、全然興味ない。。。

PM3:30 ホテル着。タクシーを17時までの約束でチャーターしてたのでしっかりその時間までの金を取られる。
その日はしばらくホテルでルームサービス取って飯食いながら映画観てゴロゴロ
PM10:00 映画に飽きてきたのでBarを探索して突入。しばらく一人飲みしてたがやはり誰かに絡みたくなり隣の席で飲み会してた若者の団体席に無理矢理合流。タミル大学の農学部の学生達とのこと。言語や煙草の事を語り合ったと日記には記してあった。余程話題に困ってたのであろう。。。。

1997年11月20日(木)第二十八日目 
AM10:30 起床  昨晩飲み過ぎて二日酔い
PM2:00 昨日のツアーデスクおばちゃんと一緒にタミル大学再訪。 今日は学内に人が居る。まずは昨日学生に声掛けられた研究室に。
おおーーーー!!! 取調室みたいな所でそれらしい二人が待機してるーーー!!!奇跡!!!!
お互い自己紹介。ポゥントレイ氏とヴィシュワナタ氏。正に建築マンダラ研究をしてるとのこと。
現地研究者相手に今までの実測資料を広げて持論を展開。今思うと良くそんなこと出来たなと。。。。
ただ現地でも実測データによる分析というのは無いらしく非常に感心していただいた。いや、、、、なんとなく感心していた様な気がする。
と言うのもこの二人、英語が全く出来ない。会話は全て私:英語のみ・通訳のおばちゃん:英語←→現地語、現地研究者:現地語のみ。且つ通訳おばちゃんは「建築マンダラってなんや?」って知識。
中々聞きたいことが伝わらずもどかしかったんだけど、通訳おばちゃんは録音用カセット用意してきてて「お前が聞きたいことは大体分かった。向こうの説明全部録音してるから帰ったら全部英語に訳して渡してやる。安心しろ」と。まぁ前もって質疑事項も渡してたしなんとかなるか。。。と。
そっからは主におばちゃんと研究者達で現地語でのやりとり。


トータル2時間の聞き取り調査を終え、謝礼を渡してさようなら。ホテルに戻ってしばらく休んでると部屋の電話がなる。
おばちゃんから「訳してやったから取りに来い」と。感謝いっぱいで取りに行ったがそのペーパー見て。。。。。

内容はほぼ日本での文献研究で知ってた事ばかり。ここが限界かなぁ。。。。と諦める。
おばちゃんにも謝礼を渡してついでにマドラス行きの列車を手配してもらう。ツアーデスクのあるホテルにして良かったーーー。
メシ食って荷造りをしてこの日は早めに寝る。帰国日が近づきワクワク。もう一日も早くインド脱出したくてしょうがない状況

1997年11月21日(金)第二十九日目
AM8:00 この旅はじめてタクシーに乗り駅に向かう。ここまでめちゃくちゃ節約しまくったのでこれからはあるしこ散財の予定。冷房が効いてて快適。 駅に到着。めちゃくちゃでかい。案内表示が現地語で全然読めずどのホームに行けば良いかわからず。とりあえず「チョーランエクスプレス! GO TO マドラス!」と呪文の様に唱えながら歩く。アナウンスでやっと英語で2番のりばとの事。
AM9:00 往路と同じボロボロの列車だがプレッシャーから開放されて気分が全然ちがう。「世界の車窓から」気分でのんびりと景色を楽しむ。



PM6:00 マドラス着。お金も余ってるので「地球の歩き方」に掲載されてるホテルを目指す。
HOTEL RANJITH 着。フロントで値段聞いてビックリ仰天!! 一番安い部屋で今まで泊まってきたホテルの3倍の値段! 


残りのスケジュールは国際タミル研究所へのアポ無し突撃のみ。財布の中の残金と相談しなんとかなるかと宿泊決定。
PM7:00 今までとのギャップから感動して涙するほどの部屋!!! そこには清潔感と文明があった! 

エアコンがある! CSチャンネルがある! シャワーからお湯が出る! ゴミが落ちてない! 虫がいない! そんな事で感動しまくってた。
部屋が素晴らしすぎて外出する気にならないのでルームサービスを頼む。ボーイにチップ7ルピー渡したら「少ない!」と言われ更に5ルピー渡す。ホテルグレードでチップの額も違うのね。。。。
清潔なベッドに座り洋画を観ながらビール、サンドウィッチ、フライドポテト。約1ヶ月ぶりのカレー以外の食事。この時の感動は今でも忘れられない。
デッドマン・ウォーキングを観ながら就寝。英語だけのヒューマンドラマは見ていて眠くなる。

(つづく)



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