流離う三十路の島遊紀 其の二
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遊者は遂に念願のニュージーランドにたどり着いた。
三十路にして初めての海外
胸はドキドキ、足はガクガク。
さぁとりあえず宿を探そう!
遊者は 必死の中学英語でタクシーの運ちゃんと会話して、何とか宿へとたどり着いた。
遊者初めての宿はバックパッカーズホテル。
世界中から旅人達が集まる素泊まりの宿だ。
しかも相部屋が殆どなので、誰と一緒になるか分からない楽しさもある。
不安と期待を胸に遊者は部屋のドアを開けた。
「ハロー、、、」
遊者が恐る恐る声を掛けるとそこには数人の先客がくつろいでいた。
さてさてどうなることやら、人生初の右も左も分からない宿生活が始まろうとしていた。
(続く)
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