7月の1話 英語発声のブレイクスルー

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毎日、英語のシャドウイングを続けていた甲斐あったか、ある日、「おや、英語の細かい音が全部発音できる」、と思った出来事があった。

 私は、普段、自分のシャドウイングしている声を、スカイプの音声テストで録音して聞いていた。でも、スカイプの音声テストではほんの10秒ほどしか録音できない。もっと長くやりたかった私は、そんなアプリケーションがフリーソフトで手に入らないか探してみた。たまたま良いものが見つかり、それをダウンロードして、毎日、自分が話している英語を、録音して聞き、「こんなの英語の音ではない……」と凹んでいた。

 何が違うんだろう、私の発音と、英語の発音の違いは何なんだろう、と模索していたある日、お手本として話している声を録音して比べてみることを思いついた。ヘッドフォンにマイク部分を押し当てて、音声を録音してみた。すると、面白いことがわかったのだ。

 使っていたフリーソフトは、録音した音声の波形が表示される仕様になっている。それで、お手本の音と、私の喋った音とを比べてみると、明らかに違うのだ、特徴が。お手本の方は、振幅が一定で、単語の初めから終わりまで、安定して小さくまとまっている。対して私の方は、振幅が雑に変動している。

 それで、お手本の波形になるような声の出し方を、自分で様々に試して模索してみた。すると、合ったのだ、お手本を同じ波形にする発声の仕方が。それは、軽い音、空気の掠れる音だけのように発音する方法だった。お腹に力は殆ど入れず、空気を空いた口の上半分からだけ出すようにする。更に、喋るとき、口を横開きにすることを意識する。すると、口の上下の動きも少なくなって、早い単語の並びや、細かい音が、すごく楽に、全てが発音できるようになったのだ。この、明らかな音の違い。ちょっと有頂天になった。このコツを得たのがサマースクールから帰ってきた3週間後。ちょっと遅かったが、それでも私にとって、英語発声のブレイクスルーだった。

 ちなみに今回見つけたコツは、多分、私の喋り方の癖に合った処置なので、誰にでも当てはまるわけではないと思う。しかし大事なのは、自分がどんな音を発音しているのか、実際に録音して聞いてみること(あまりに日本語発音なことや、細かい音が消えていることに、自分が気付いていないだけかも知れない。)、どの音が、英語の音と違うのか耳を澄ますこと、どうやったら似た音が出るのか、考え続けること、試行錯誤すること、だと思う。英語の音を沢山聞いて、英語で喋る人の口の形をしっかり見て。

 私の場合は、元々、口の奥で音を作ることは出来るので、だから口内を狭く取る発音は違う音になっていたのだ。だから、上半分から空気を抜くこと、空気だけで喋ること、口を横開きにすることで改善した。

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7月の2話 2度目の海上調査

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