第13話 パパが女(アリッサ)になったとき LA発LGBTトランスジェンダー家族日記

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第13話 「買い物依存症」という名の骸骨

  

 

 

 

前回、「パートナーがカミングアウトした直後のわたしの心境を書く」と言いましたが 、撤回。その前にどうしても書き記しておきたいことがあります。

 

 

英語には “Skelton in the closet”という表現があります。「クローゼットの中のガイコツ」。



「他人に知られたくない内輪の秘密」という意味ですね。

 

 

わたしたちのクローゼットの中のガイコツは、ずばりカミングアウト前のアリッサの買い物依存症。



詳細を書くのはあまりにもつらいので、概要だけさらっと書きます。

 

 

以前、過去のパートナーの浪費癖について触れましたが、あれは 氷山の一角にすぎませんでした。



 

 あの人(アリッサになる前のエイタス)は、心のなかの暗くて深い穴を埋めるように、わたしの知らぬ間に買い物をし続けて、クレジットカードの支払い地獄に陥っていました。

 

 

カミングアウトの1年前の2015年、1人で抱えこむことができなくなったあの人は、多額の借金があることをわたしに告げました。

 

 

わたしたち2人ではどうすることもできない額だったので、タイに住む(裕福な)義理の両親に相談して、彼らに借金返済を手伝ってもらいました。

 

 

「本は買わずに図書館で」、「週末のお出かけはお弁当を持って公園へ」、「子供が小さいうちは、服は買わずに、お下がりかガレージセール」などなど、将来のために貯金をしようと、ささやかな努力をしていたわたしは、あの人に失望しました。



 

でも、この一件以来、あの人はクレジットカードで買い物するのを一切やめて、あの人なりの努力をしてました。

 

 


改心して、努力してるあの人をみて、「義理の両親のおかげで、問題は解決したわけだし、今後ふたりで協力して、ゼロからやり直せばよい」とあの人を許し、前向きに生きていこうと決めたのです。

 

あの人が埋めようとしていた心なかの深い穴は、自分の「性」に対する不透明感だったのかもしれない。

 

 


次回はパートナーがカミングアウトした直後のわたしの心境について書きます。

 

 

 

 

 

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