【裏切りの始まり】vol2

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彼はとにかく、いろんなもの、いろんなことにどハマりする性格だった。中でもとりわけ夢中になったのはハーレーダビッドソンと和太鼓。
仮に、Oをハレ男と呼ぶ。
ハレ男に誘われ、わたしも一緒に和太鼓を習う羽目になる。
仕事も、遊びもバリバリ精力的にこなすハレ男は、無趣味でぼーっと生きてたわたしの活力源になった。
毎日仕事が終わるとハレ男の家に遊びに行き、毎週一緒に和太鼓を習いにいく。冬シーズンはスノボに出かけ、夏シーズンはBBQをしたり釣りをしたり。
多趣味で友達もたくさんいるハレ男は、いろんな世界をわたしに見せてくれた。
もともと恋愛にどハマりする体質に加え、「わたしの知らない世界」を次々と見せてくれるハレ男は、わたしの知的好奇心をくすぐりわたしはすぐにハレ男に夢中になった。
ハレ男を通じて、わたしの世界はみるみる広がり、毎日が楽しくパラダイスだった。
しかし一方で職場での過度のストレスによりわたしは摂食障害と睡眠薬が手放せない身体となった。
そんな鬱病マインド炸裂のわたしに神はさらに試練を与えた。
クラブに通うハレ男の浮気発覚。
相手はクラブで良く遊んでいたかわい子ちゃん。
ハレ男の遊び友達が酔っ払い、つい口が滑ってわたしに話したのだ。
浮気を知ったとき頭にばちーーーんっと落とされる衝撃が走った。
なんで??
泣いて泣いて泣いて嗚咽が止まらず泣きながら朝を迎えた。
もう、ダメかもしれない。
そう思ったがハレ男は電話で謝って来た。
好きなのは  おまえだけ
その言葉にわたしは迷いながらも、あっさりと許してしまうのだ。


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