家族の崩壊 6 「嫌われ者への道」

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小学校に上がった時、真っ先に名前でからかわれた。 
名前でからかわれるのは小学校に入る前からずっとだったから、やっぱりな、という感じだった。 

俺の名前はその当時では滅多にいない、年寄り臭い名前だった。
その名前のせいで、しょっちゅうからかわれていた。 
こんな、名前なんて些細な事でも虐め、嫌がらせは起きる。 

入学早々標的になった。 

大体が、俺の名前を連呼しながら筆箱やら教科書やらを取り上げる。俺が追い掛けて来るのを待つのだ。 

最初は静かに『返せよ』と言ってるのだがあまりにしつこいと追い掛ける。 
そこで必要以上にぶん殴る。 
必要以上にぶん殴るのは、コイツを怒らしたらとんでもない目に遭う。と思わせるためだ。
もっと過激になるとカッターを持ち出し、相手に切りつけるギリギリの所で振り回す。その時は狂った芝居をする。 

するとみんなは、コイツキチガイだぞ!? 怒らせるとやべーぞ!? となる。自己防衛の為の手段だった。 
お陰で一、二年の頃はこの程度で済んだが、上級生には頻繁にからかわれた。 

その時は、ビール瓶を振りかざし、投げつけていた。 
そんなだからクラスの中では早くも相手にされなくなった。 

ただ、クラスのガキ大将格の奴がいて、コイツがクラスのメンバーを集めて野球をやるのが好きだったので、そのメンバーには呼ばれたりした。 
みんなソイツの事が嫌いだったから、メンバーが集まらないのだ。従って、俺なんかにも声が掛かった。 
それでも俺は嬉しかった。 

しかし、その野球だって毎日毎日誘いがある訳じゃないから、学校が終わり帰宅しても、独りで過ごす事が大半だった。 

母に毎日のように、お前なんかに友達は出来ないって言われ続けていたから、そう思ってたし、みんなに嫌われてるから自分に自信なんてないし、自信がないからクラスメイトに 
『今日遊ばない?』などと誘う勇気なんてなかった。 
どうせ断られるのは分かってたから…。 

仕方がないので弟と遊ぼうとしても、弟は弟で他の友達と遊ぶ、という。 
それでもしつこく口説いてると 

『お前は◯◯(弟の名)の金魚のフンか!』 と怒鳴られる。 

そうするとどうする事も出来ず、独り公園に行く。 
そこの公園で遊んでるやつらにちょっかいを出す。 
こうして孤独を紛らしていた。 
その代償として、益々嫌われ者への道を辿っていった。 

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家族の崩壊 7 「決定打になった二つの事件」

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