DAY2〜Dialog in the childhood〜

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何をするにも姉が先、なことにいつも不満を感じていた。
例えばお菓子の袋を開ける、といったような他愛のないことである。

「いま私がやりたいこと」を姉が先にやる。
それだけでも不満なのに、その結末も見えてしまうからより不満が溜まる。 

もし姉が成功すれば、私の順番は回ってこない。
もし姉が失敗すれば、親が手を出して、やはり私の番は回ってこないだろう。

私には姉が2人いる。
長女が試して、次女が試して、それでもダメならやはり無理、という判断を下す親だったのだ。

今思えば、姉たちができないことを1番末の妹ができてしまったら、
姉たちのプライドが傷つくだろう、という両親の配慮もあったのだろう。

けれどそれではまるで、待たされるだけ待たされた挙げ句、
永遠にお茶が巡ってこないMAD TEA PARTYじゃあないか。


***
誰が何度失敗していたとしても、参考になどならない。
それは、私の失敗ではないのだから。 

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