大人も子供も夢中になる!遊ぶだけで自然と数学の力が身に付くトランプゲーム「計算ブリッジ」開発秘話・その3

前話: 大人も子供も夢中になる!遊ぶだけで自然と数学の力が身に付くトランプゲーム「計算ブリッジ」開発秘話・その2
次話: 大人も子供も夢中になる!遊ぶだけで自然と数学の力が身に付くトランプゲーム「計算ブリッジ」開発秘話・その4

●計算ブリッジの特長①:「ルールは幼稚園生でもおじいちゃんおばあちゃんでも、1回やったらすぐに理解できる」

 

 これから何回かに分けて計算ブリッジのことについて説明させて頂きます。まずは、この「計算ブリッジ」という名前の説明からいたしましょう。

 

 「計算ブリッジ」とは、読んで字のごとく「計算」と「ブリッジ」の2つの組み合わせによってできています。「計算」は足し算、引き算、かけ算、割り算の四則演算を使って数を「計算」するところに由来しています。もう1つの「ブリッジ」ですが、これはイギリスの伝統的なトランプゲームである「ブリッジ」のルールを元に作ったのでブリッジと名付けました。一般的に、「ブリッジ」というと「コントラクト・ブリッジ」というゲームを指すのですが、「計算ブリッジ」のベースになったのは「セブン・ブリッジ」というトランプゲームのルールを元にして作りました。

 

 ルールはとてもシンプルです。

 

1:17枚ずつ配り、残ったカードはテーブルの真ん中に「山札」として置いておく。

 

2:山札から1枚めくって「場のカード」を決定し、プレイヤーはその場のカードの数になるように手札を「計算」しながら出す(A1J11Q12K13とする)。

 

3:1回に出せる手札は3枚まで。1枚でも2枚でも出せる。例えば、場のカードが「7」だったら、手札に「7」があったらそれを1枚で出せる。手札に「9」と「2」があったら「9引く2」と言いながら出すことで「9」と「2」の2枚出せる。手札に「J」と「4」と「A」があったら「J11)引く、4かけるA1)」と言いながら出すことで「J」と「4」と「A」の3枚出せる。(手札は自分の目の前に出す)

 

4:手札をどうやって計算しても場のカードの値にならない場合は、山札から1枚取って終了する。(1枚引いて計算ができるようになったとしても、その時は手札を出せない)

 

5:手札を出す、もしくはカードを引くということを時計回りでプレイヤー全員が行ったら、山札から1枚めくって新しい場のカードとし、次はその新しい値になるようにまた手札を計算して出していく。

 

6:1番早く手札が無くなった人の勝ち。(負けた人は、残った手札の値を計算したものが「ペナルティポイント」となる。例えば「3」「8」「K」が残ったら、その人のペナルティポイントは24となる。)上がった人はペナルティポイントは0となります。

 

7:ゲームを5回繰り返して(これを1セットと呼びます)、1番ペナルティポイントが少なかった人が勝利となります(1回のゲームで勝敗を決めてもいいです)。

 

 細かい決め事はもう少しあるのですが、基本ルールはこれだけです。

 

 文章で書くと難しく思うかもしれませんが、1回ゲームをしたら幼稚園生でもルールを理解することはできます(幼稚園生の子供に教える時には、足し算と引き算だけを使ってゲームをしたらいいでしょう)。そして、おじいちゃんやおばあちゃんでも、このゲームを楽しむことができます。ということは、幼稚園生とおじいちゃんおばあちゃんが一緒に同じゲームをすることができるのです。5歳から105歳の人が一緒に遊べるゲームだと、僕は考えています!

 

 ルールはたったこれだけですが、なかなか奥が深く、何度やっても新たな発見のあるゲームなのです!

続きのストーリーはこちら!

大人も子供も夢中になる!遊ぶだけで自然と数学の力が身に付くトランプゲーム「計算ブリッジ」開発秘話・その4

著者の上野 晋太郎さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。