「英語は訳すな」の功罪 ー私の場合ー 第2回

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前編: 「英語は訳すな」の功罪 ー私の場合ー 第1回
後編: 「英語は訳すな」の功罪 ー私の場合ー 第3回
前回は渡米までを書いたので、今回は渡米後のことについて書いてみようと思います。

渡米後

主人と出会ったのは日本だったのですが、つきあう前に仕事の関係で彼はアメリカに帰国。超長距離恋愛の後、結婚、渡米することに。昔、夢にまで見たアメリカでの長期滞在(て言うか、何年いるか未定)。正直、「なんで今になって…」という思いはあったけど、きっと今がそのタイミングなんだと信じて離陸。機体も気持ちもえらく揺れたフライトだった。


結婚する前の主人との会話はほとんど日本語だったのだけれど、アメリカに来てからは「周りも英語だから、慣れなきゃ」ということで英語にスイッチ。

日本語を話す主人に慣れていたので、最初は英語を話す主人に「え、別人みたい…」とびっくりしたけれど、義理の家族や主人の友だちとも英語でしゃべらなきゃならないので、言葉も新たに新生活がスタート。もごもご。



目標

まずは、アパートの横にあるコミュニティ・カレッジのESLの評判がいいってことで、クラス分けのテストを受けてみた。TOEFLみたいなテストで(エッセーは手書きで、最後のインタビューは先生としたけど)、その時の結果は予想通り、リーディング>リスニング>ライティング>スピーキングの順で。


でも、このとき思ったのが、「今は、アウトプット(話す、書く)がうまくできなくても焦らない」。なぜなら、圧倒的にインプットが足りてないのが明らかだったから。ということで、最初の目標は、インプットにフォーカスして、「自分の世界を広げる道具にする(要は英語で情報収集できるようになる)こと」、そしてここでの生活を「楽しむこと」。


ESLの申し込みは先着順ということで、めちゃくちゃ早起きして行ったけど、残念ながら勧められたクラスはいっぱいで入れず(勧められたクラスにしか入れないシステムだった)、この学校の人気のほどを知ったのでした。がっくし。



教会で

というわけで、週に2回くらい夫婦で参加していた教会のスモール・グループがわたしの勉強の場となりました。最初は、会話についていくのが大変だった(主人に甘えていた)けど、少しずつ慣れて、8割9割はわかるようになってきたし、知らない単語が出てきても「どういう意味?」と聞くと、優しい人は教えてくれることを発見。ありがたい。


ESLに入れなかったのは残念だったけれど、「ESLに行ってる子は、アメリカ人と話したくて仕方ないんだから、この場も結構いいんじゃ?」となぐさめられ、単純なわたしは「それもそうだ」と納得。確かに、与えられた課題は興味のないものである可能性も高いのだから、どうせ勉強するなら自分の興味のある内容をと、そのまま教会の集会やバイブル・スタディで勉強を続けることに。


中には、毎回大量の宿題(リーディング)に追われながら、ディスカッションをするものもあって(特にBible Study Fellowship)、大変勉強になってます。感謝。

本当に、日本では読みたくても手に入らなかったキリスト教関連の本や情報が、英語では溢れるほどあって(多いだけに変なのが混じってることがあるので、要注意ですが)、家でPodcastを聞いたり、主人や友だちと本を読んだりビデオを見たり、勉強というよりは生活の一部になりました。



多読&多聴

あるとき、ひょんなことから、わたしの行動範囲内に盲学校があることがわかって、その横にある施設(Learning Ally)で視覚障害とディスレクシアの学生さん向けに本(主に教科書)を読んで録音するボランティアを募集しているとのこと。


大学は障碍児教育が専攻だったし(ちなみに主専攻は聾教育だったのだけど、聾学校は家から遠い&アメリカ手話はまだまだ未熟なため断念)、図書館で働いていたこともあったので、素直に「やってみたい」と思って応募。読むのはベテランさんにお任せして、わたしはレコーダーの操作を手伝ったり、録音のチェックを主にやっています。


週1〜2回の頻度ではあるけれど(かなりスケジュールの自由がきくのがうれしい)、いろんな分野の本に触れられるのは楽しいし、写真や図なども全部音声化されるので、「こんな表現になるんだ〜」と、毎回新しい発見があって、飽きる暇がない!こないだちょうど100時間を超えたばかりですが、これからも細く長く続けていけたらなぁと思っています。

みんなの読んで良かった!