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【My Story】第七話 無職の半年間「自分には何もない」

Image by Olia Gozha

今回は、会社をやめ、無職となった半年間のことを書こうと思う。



これまでのストーリーはこちら




待っていたのは、希望か、絶望か


3年半の会社員生活に終わりを告げた僕は、

晴れて無職になった。


フリーターではない。


無職だ。



仕事もない、信用もない。



THE、無職。




しかし、何も考えていなかったわけではなかった。



当時、僕は自由への憧れが強く、

インターネットビジネス、特にアフィリエイトに興味を持っていた。



当時ブログアフィリエイトで稼ぐ、アフィリエイターと呼ばれる若者が活躍し、

特に同世代で話題になっていた人に憧れ、


僕も死ぬ気でやれば、稼げるだろう。

と安易に考えていた。




今となっては、なんて安直な考えなのだろう。

と思うのだが、


当時は盲目的に成功を信じていた。





退職前に、結婚資金と名目で銀行から借り入れをし、

当面の生活資金を用意した。その額200万円。




実際、幸せになりたかった。




しかし、運命とはわからないもので、

あっという間に転落していった。




受験生時代の悪い癖が発動し、


またも「やり方」ばかりに捕らわれてしまった。




どうすれば、成功できるか、


どうすれば、うまくいくか。



つまり、どうすれば、「失敗しないか」


をお金を払って学んでいた。




情報商材や、高額塾にも入ったりしたが、

当然のようにうまくいかなかった。





やり方を学ぶ→少しやってみる→うまくいかない→やり方を学ぶ


この無限ループだった。




これが、僕の人生がうまくいかない根本原因だった。




本当に大事なのは、どうありたいのか


理想の生き方、ビジョンを明らかにすることだった。




半年間で、あっという間に200万円は底を尽き、



それどころか、パートナーからも借金をするという始末だ。




この時点で、大学の奨学金と合わせて、

個人の借入額は1000万円を超えていた。




僕が、3年半の会社員生活と、半年間の無職の期間で得たものは、


なんとも言えない絶望感と、借金であった。





そして、ここから僕の人生は大きな転換点を迎えていくのであった。




つづく。




Written by Naoya Ichida


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