【My Story】第十二話 独立とドン底「大海原の厳しさと、再び訪れた冬」

前話: 【My Story】第十一話 コーチングとの出会い 「自分への革命、可能性の開花」
次話: 【My Story】第十三話 再起をかけた復活劇 「本来のじぶんを取り戻す」

今回は、独立してからの2年間のことについて書いていく。

最初の2年間は、試行錯誤の2年間だった。


途中、何度も心が折れそうになったこともあれば、

人の助けがなければ乗り越えられなかったことも沢山ある。



コーチングビジネスや、カウセリング・各種セッションで

独立したい、貢献したいと思っている人に役に立つよう書いていきます。



これまでのストーリーはこちら



生まれてはじめてのコーチング・対人サポートの仕事で

300万円以上の契約を獲得した僕は、完全に調子に乗っていた。



「必ずできる!」「絶対できる!」と盲信的に信じていたし、

なぜかそれがずっと続くと思い込んでいた。


今思うと、かなりまずい状態だったと思う。



当時、そんな僕にアドバイスをしてくれた先輩方や、

お世話になった人の言葉を僕は聴けていなかった。



最初の方こそ、契約を得ることができたが、

次第にうまくいかなくなり、経済的にも厳しい状態に陥っていった。




経済が不安定になると、人間正常な心を保つのは極めてむずかしい。




今でこそ、あってもなくても平常心




を軸に置いて行動しているが、



当時の選択の基準は、完全に経済


だった。




当時提供していたサポート内容も、


コーチやコンサルタントの売上げアップや、

営業支援、スタートアップの起業支援など



現実的な内容、特に資本主義の前提に立った内容が多かった。




それまでの営業の経験や、コーチングスキルを組み合わせることで

一定の成果をもたらすことはできたが、

それは内面の充実とは反比例していった。



当時は、いかに速く、最短最速で売上を伸ばせるか。

ということばかり考えていた。




はっきり言って、そんなことに人生の価値はない。



いかに喜びに溢れた時間を過ごせるか、

毎日に豊かさを感じられるか。



僕はそこにこそ、価値があると思っている。




経済の合理性を追求した結果、

一時は、全ての楽器を手放し、


売れるものは何でも売る。



家から往復1時間以上かけて、某BOOK OFFさんに

両手いっぱいの本を売りに行ったことは忘れられない。




途中、セールスの才能、能力を認められ、

代行の仕事をしたこともあった。

1000万円以上の売上の貢献し、

相応の報酬もいただいたこともある。



しかし、

何ヶ月も新規の契約がない時期もあったし、

どうしたらこの状況を抜けられるのか、

必死にもがいていた。



その間、さまざまなコーチ・コンサルタントの方にお世話になったが、

正直自分の状態が悪すぎて、

あまりうまくは行かなかった。




その後も紆余曲折あったが、なかなか軌道に乗らず、

苦しい時期を過ごした。




コーチングビジネスを初めて、1年2ヶ月で売上は1068万円を超えていたが、

このままでは、継続的な発展は望めない。と判断し、



その後、大きく方針を転換してくこととなる。




つづく。



Written by Naoya Ichida

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【My Story】第十三話 再起をかけた復活劇 「本来のじぶんを取り戻す」

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