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13/6/25

僕の逃げ人生(2) 逃げ⇒前向きな逃げへ

Image by Olia Gozha

前回のストーリーから引き続き読んでいただき、

本当に感謝です。

 

前回では、僕が

『逃げ』の『逃げ』による『逃げ』のための人生

を過ごしていることを分かってもらったかと思います。

 

中学の時には、期待のプレッシャーから逃げ、

高校の時には、ニキビという現状から逃げ、

大学の時には、環境の変化から逃げてきました。

 

そんな僕にある変化が訪れた出来事があります。

 

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ふとしたきっかけで、

ニューヨークの郊外で農業をしている

ある日本人の方を知りました。

 

家族で無農薬の農業をされておられ、

ゲストハウスで、宿泊できるような取り組みを

されているということでした。

 

僕は心に決めて、

その方のところへ3週間滞在することにしたのです。

 

ニューヨークといっても郊外なので、

都市部とは車で3時間ほどかかる場所にあり、

周りは緑しかないという環境です。

 

そこで、3週間農業を手伝いました。

 

そして、その内の5日間だけ、

ニューヨークの都市部とカナダに

小旅行することにしました。

 

ニューヨークのブロードウェイで

ビル1面に広がる動く映像広告を

見た時に、僕は衝撃を受けました。

 

まるで近未来にきたかのような、

想像を絶する光景に、

圧倒されてしまいました。

 

そんなことで、とあなたは思うかもしれません。

 

しかし、僕は今まで、

自分の世界は下宿先のマンションの1室でしかなかったのです。

 

マンションの1室で送っていただ人生だったのに、

1歩踏み出せばこんなにも世界が広がる

ということに身も震えるほどの感動を覚えました。

 

それの出来事が、今の僕も形成しているといっても、

過言ではありません。

 

それからは、

自分に興味のあることに飛びついて、

色々なことをやりました。

 

母が歌手であることも原因を1つとなり、

音楽の作曲と打ち込みがしたかったので、

ゲーム制作サークルに入り、

ゲームBGMを作りました。

 

この経験のおかげで、今現在、

京都地下鉄の予告音に

僕の音楽が使用されています。

 

あと、ビジネスにも興味をもち、

ビジネス系の学生団体に入りました。

 

社会人の方とお話したり、

ビジネスコンテストの運営をしたり、

チラシやHPのデザインをさせてもらったりしました。

 

このころに、デザインをすることの面白さを発見して、

今はそれが仕事になっているんですから、不思議なものです。

 

また、

発達障害や不登校の生徒の家庭教師のバイトで頑張って、

その年の優秀講師に選ばれたりもしました。

 

とにかく、今まで何もしていなかった分を

取り返すかのように、

必死に何かをやっていたという感じです。

 

でもあの必死さは、結構大事だったと思います。

 

そんな中、

大学3年生の就職活動の時期になりました。

 

しかし、親も芸術家で、周りにもサラリーマンの人が少ない上、

イメージも湧かなかったし、

僕の中では「毎日朝早くに起きて、通勤列車に乗る」という行為が

いやでしかたありませんでした。

 

ずっと、環境から逃げてきた僕には、

絶対に向いていないし、まず無理だ。

それに、全くやりたいと思わない。

 

そう思った時に、もう一つの選択肢を選ぶ事にしました。

「起業しよう!!」

そう思い、3回生の時から

意識的に起業に向けた活動するようになりました。

 

「起業」

 

この選択は、自分で『逃げ』だと思っています。

 

今まで、ずっと逃げてきました。

 

逃げるということに、ずっと罪悪感と閉塞感を味わってきました。

 

しかし、今回選んだ『逃げ』は、

今までの『逃げ』とは違う、前向きな『逃げ』でした。

 

どちらかというと、

逃げるというよりは、『脱出する』って感じですね。

 

さて、

3回生から始めた起業活動は徐々に形になっていき、

2012年1月には、デザイン制作事業を

メインとしたeewh[いーふ]で開業しました。

 

eewh[いーふ]とは、

僕のモットー”「楽しみ」は「頑張る」を上回る”の

英語表記”enjoying exceeds working hard”の

頭文字をとっています。

 

そんな一見華々しい「起業」ですが、

開業当時はかなり悩みました。(今でも悩んでますが笑)

 

最初は、月々のお金のことで頭がいっぱいで、

何でも仕事を受けるスタンスでした。

 

下請けの仕事ばかりで、納期に迫られる日々。。

 

「全然自分らしさを出せていない。」

こんな感じで本当にいいのだろうかと思ったものです。

 

そんな時には、

「仕事ってそういうものだ。」

そういう風に自分に言い聞かせていました。

 

しかし実は、それは

 

自分が無意識に思っていた固定概念
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

だということに気づいたんです。

 

その気づきを得たきっかけは

ある1冊の本にありました。

 

・四角大輔さんの「20代で捨てるべき50のこと」

 

詳しい記事はこちら

 

その1冊の本がきっかけとなり、

「自分らしいライフスタイル」を歩むことは、

それに気づけた人はだれでも実現できることに

気づけました。

 

僕は、下請けの仕事は、よほど親しくしている方であり、

かつ僕がやりたい仕事であるもののみに絞り、

自分でビジネスの基盤をつくることに専念しました。

 

まず、始めたのが、

メルマガを発行して自己表現すること。

 

このメルマガで、自己表現の必要性と、

自己成長の可能性に気づけました。

 

またメルマガでの広告を通じて、

今は生活出来るまでになってきました。

自己表現をしながら、収入を得れる最高の職業だと

僕は感じています。

 

僕が、今のところ生涯をかけて、

伝えていきたいこと。

 

それは、

固定概念を捨てることで、

自分らしいライフスタイルを築くことができる。

 

それを僕は「脱固定ライフ」を呼び、

現在実践・提案をしています。

 

いかがでしたでしょうか??

 

逃げつづけてきた僕の人生。

 

しかし、その逃げがあったからこそ、

今の自分がいます。

 

僕は今でも本当に発展途上です。

 

今の状況に全く満足していないし、

これからも満足しないでしょう。

 

そんな中言える事は、

これからも逃げ続けるだろう、と。

それだけは確信しています。

 

あなたも、もし今、

何かに迷っていることがあれば、

 

僕はすかさず逃げてほしいと思います。

 

逃げた先に、何かを発見できるはず、

それが、新しい1歩になるはずです。

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


江藤誠哉ブログ : http://pocowan.com

メルマガ : http://datsukoteilife.com


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