偏差値27.5からの大学合格 その5

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きっかけは・・・その1 
 私大文系コースは、午前中の国語と英語で基本的に授業はおしまいである。社会と漢文は選択なので、午後の単科ゼミに参加することになっている。
 私は世界史、それに国文科受験なので漢文をとっていた。週に2回は午後も授業を受けることになっている。
 
 世界史に山村良橘という先生がいた。
 この先生の世界史講義はとても面白かった。
 この講義を受けて「現代」がわかるようになった。
 現代のそれぞれの国家が成立する過程。東西がいがみ合う理由(ベルリンの壁健在の時代。バリバリ米ソ対立の時代です)、中東で内紛が続く理由、イスラム社会と西洋社会の複雑な関係(ホメイニ師が登場の頃です)など、複雑な政治・経済・文化対立の歴史が、この先生の世界史講義からすらすらと理解できたものです。
 ただ、自分でもわかり過ぎることに疑念を持ち、ふと、高校時代の世界史のノートを引っ張り出してみた。すると高校時代の世界史の先生の板書・プリントと、山村先生のテキストがそっくり。
 ???と思いました。この謎は後日解けます。
 山村先生は、代ゼミ講師以前、都立高校の教員でした。その時の教え子が、高校時代の私の世界史の先生だったのですね。幸運なことに、私は高校時代の先生の元祖に習っていたのです。これが「わかる」ということの一つのきっかけでした。

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