省エネ転じて福となす 3.2 貧しさは工夫の母

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劣等感も持ちようによっては向上のためにエネルギーになることは先に述べましたし、多くの方には同じようなご経験をお持ちだろうと思います。

適度の貧しさが工夫のための大きな要素になり得ることも多くの方がご存知の通りかと思います。ただし、教育を阻害したり、盗みをするような金銭的貧しさ、自助努力もせずに他人の生活を羨みあるいは社会を恨むような精神的な貧しさは論外です。

辛いことがすべて悪いことになるわけでありません。失敗は成功の母、苦労は他人のためならず(この解釈には2つあるそうですが)、苦労は買ってでもしろ、などとも言われます。金銭的に適度の貧しさもまた同じように、悪いことにばかり通じるものでもありません。むしろ思考力、発想力のある人間にとっては良いほうに作用することも多いように思います。何回もお名前を出して恐縮ですが松下幸之助氏のように、思いがけなく小学校4年生から丁稚奉公しなければならなくなった経済状態が大松下電器産業を創生した一つの条件だとしますと、貧しさに対して人間の持つ底力は私には理解が及ばない大きなものである、ということだけはわかるような気がします。

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