節電虫の誕生 4.3 省エネ大賞・省エネルギーセンター会長賞
NHKで全国に紹介された節電虫(益虫)は開発3年目を迎えていました。新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどでも9回紹介されその認知度は上がっているように思われましたが、まだまだ量的に売れる段階ではありませんでした。
省エネルギーについての認識は1996年の時点でそんなに高くはなく、その認識度は個人、企業間でも異なると思いますが、大企業といわれるリーディングカンパニーではいち早く環境管理・監査の国際規格であるISO14001の認証取得を試みている会社もありました。
一方、1990年(平成2年)には(財)省エネルギーセンターが主催する省エネバンガード21(21世紀型省エネルギー機器・システム表彰)が開始されていました。多くの個人、グループ及び法人が独自に開発し、構築した技術やシステムをこの表彰制度に応募して省エネルギー成果を競い、表彰により省エネ貢献への公的認知をいただいていました。
なお、「省エネバンガード21」は1998年度(平成10年)より「省エネ大賞」に改称され、期せずして節電虫も審査対象になる幸運が待ち受けていたのでした。
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