世界最高のリベンジNo25

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それにしても、この時はやる気満々で、

目の前のBIGリベンジを確信していたけど、

今考えると、よくあの写真数枚だけで、戦いに臨んだものだ!

自分では散弾銃でも持ってる程の自身があったのに、

今考えると、実際は 石くらいしか持っていなかったんだから・・・。

下手したら、又失敗してたかもしれない。

相変わらずの、怖い者知らずのセッカチガールだ。(ガールはムリか・・?)


とにかく、私はこの日 いよいよ 

「不倫相手の旦那に会って全てを話す!」 と決めた。

待ちに待った、その瞬間が始まろうとしていた。

ちゃーんと、倫子の家は調べが付いてるもんね。

以前、ラゴンの携帯を見た時に 

”友達を探す”アプリでバッチリ教えて頂いたから。

こんな所で、ラゴンは自分で自分の首を絞めた。

(そのままコロッと逝ったらええねん。) 

自業自得でしょ!


ハン


ストリートビューでも確認した。

全て完璧。

私は、唯一の証拠写真を持って家を出た。


今まで何度、この時をイメトレしただろう。

私にとっては、アベンチャーズのメンバーのように心強い相棒だけど、

行き成り事実を知ったら、倫子の旦那は何て言うだろう?

私は聞いて欲しいけど、本人は知らない方がいいかもしれない・・・。

罪悪感もある・・・・。

でも、やっぱり倫子の旦那と私は同じ立場だから、

教えて貰った方がいいに決まってる!


何て言えば良いんだろう・・・緊張してきた。



隣町の倫子の家までは、車で20分くらい。

旦那さんは家に居るだろうか?

色んな事を考えていたら、アッと言う間に倫子の家に近づいてきた。

家の手前でスピードをゆるめ、家の前に車を停めた。

車庫に車が停まっていた。

その車は、ワイパーが上がっていて、洗車したばかりだと分かった。

旦那さんは家に居る!そう思った。

そして、かなりドキドキしながら、



倫子の家のインターホンを押した。

ピンポーン・・・・


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