今の時期だからこそ、、、その17

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 今週のインドは数字的にもさらにひどい状態になっています。

 先週までは毎日新規感染者数の増加は、1〜1.5万人程度で推移をしていたのですが、今週になって2万人ペースまで増加しました。
 計算上では今週中に感染者数世界第3位のロシアを超えることになると思います。
 また、国としてのロックダウンにはまだ踏み切ることができない(貧困層への対応が完全に遅れているので、ロックダウンで収入が途絶えること、さらにその状況が生み出す暴動を恐れている)ので、インド政府はそれぞれの自治体(州政府や市町村議会)に対応を丸投げをしている感じです。
 ただし、既に多くの市町村で個別にロックダウンが再開されており、州政府がロックダウンを決断するのも時間の問題、、、という話もあります。

 そして、この状況下で私が勤務している会社から『感染者数の増加や医療設備が十分でない状況があるから、日本へ戻ることを検討して欲しい』という話が来ました。
 ただ、これって2ヶ月くらい前に私の方から打診したにもかかわらず、『インドの総人口に対しての感染者数はまだまだ少ない。医療設備も十分な状態だから仕事しろ!』と言われて、却下されているんですよね。
 今の様な状況になれば、当然日本へ戻るための飛行機も飛んでおらず、今更『日本へ』と言われても、『飛行機ないやんか!』と言い返すしかできない不毛な議論が繰り広げられています。
 まぁ、『いま』の状況しか見ずに、『少し先』の状況を考えることができないインド人らしいエピソードだとも言えますが、感染のリスクがあまりにも高くなっているので笑い話にはできないですね。

 いま(7月1日)の時点で、唯一UAEのドバイを拠点としている『エミレーツ航空』が7月15日からドバイー日本便を復活されるのと、7月17日からドバイーインドの地方都市便を復活させる予定があるので、そこで本当に飛行機が飛べば日本に戻ることになると思います。
 ただ、インドでの州単位でのロックダウンが先に行われると国際便がまた全て不通になることが予想されるのと、今のインドの状況を考えると『本当にエミレーツ航空はドバイーインド間を復活させるの?という懸念もあります。(懸念というか、かなりの高確率でそうなる様な気がします)
 今週・来週でどの様な対応になるかが決まるので、その結果は来週中には報告できると思います。

 さて、無事に日本に戻ることはできるのでしょうか?

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