世界最高のリベンジNo27(Wの悲劇)
登場人物が増えてきたので、ここで改めて登場人物を説明しておきます。
倫子の旦那さんをアベンと呼ぶことにしましょう。
カレン ・・・ 私
アベン ・・・ 倫子の旦那
ラゴン ・・・ 旦那
倫子 ・・・ 不倫相手(倫理が無い人間と言う意味で倫子💦)
・・・・て、4人だけでした ショボ・・・。
そして、ダブル不倫の悲劇が始まろうとしていた。
アベンの車は、家のすぐ近くにある喫茶店へ到着した。
「ここでいいですか?」 と聞かれ、
「はい。」と答えた以外
2人は何も話さず、沈黙のまま喫茶店の中へ入っていった。
アベンとの間に、気まずい空気が流れた。
外は眩しい位、太陽が照り付けていた。
こんな暑い日に、こんな所で凍り付くような話をするなんて・・・。
何て日だ!!
まさか、アベンは自分の妻の不倫の話しだなんて夢にも思って無いだろう。
こんなシビアな顔で「お話」って言われても、
一体何の事だろうと、頭がパニくってるに違いない。
話しを聞いて、激怒したりオカシな事にならないだろうか・・・。
私達は窓辺の席につき、オーダーをして落ち着いたところでアベンが口火を切った。
「〇○さんて(ラゴンの名字)、バンドのギターのラゴンさんの奥さんです か?」
カ 「はい、そうです。」
(ラゴンは倫子を含むメンバー5人でバンドを組んでいる。倫子はキーボードで2年程前から参加していた)
ア 「あぁ・・・ そうですか・・・・、
・・・あの、それで。。??」
アベンは神妙な顔で聞いてきた。
私は、ピリッとした空気の中で、心を落ち着かせて話し始めた。
「私の旦那と貴方の奥さんが、
不倫してる事を知ってますか?」
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