節電虫の誕生  4.4.4.1 技術講演 -サイエンスフォーラム- (1)

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1997年に「電子技術3月号」で技術的なデビュー(?)をはたした節電虫(益虫)に対して、引き続いて4月21日に講演依頼の連絡をいただきました。

それは(株)サイエンスフォーラム、情報企画マネージャーの渡辺七七男氏からの「家電製品・自販機等の省電力化、待機消費電力の省エネ・低減対策シンポジュウム」での講演依頼でした。同じようなことは続いて起こるものだと、感心しました。

講演予定場所は東京都千代田区北の丸公園の科学技術館でした。一年前に平成8年度(第7)「21世紀型省エネルギー機器・システム表彰」(省エネバンガード21、現在は省エネ大賞と改称)が行われた場所と同じで、何か因縁めいたものを感じたのも事実でした。 

講演予定日が1998年7月22日(水)に設定され、そして講演者及び講演内容は以下が当初予定されていました。

①通産省・資源エネルギー庁      改正エネルギー法

②住環境計画研究所          実態調査と動向

③東芝                電子レンジ

④ソニー               AV機器の消費電力低減

⑤富士電気EIC           電灯用、空調用省エネ

⑥日本テキスタイルインスツルメンツ  DSPによる消費電力低減

⑦ケイ・イー・シー        パソコン、ファックス用待機消費電力の低減

節電虫(益虫)を再度、公の場で、しかも有名な会社の専門技術者の方々と一緒に技術的に紹介できる場を再度与えていただきました。

私は喜んで1997年7月8日の原稿提出締切日の前に講演発表内容の予稿と発表用のOHP作成を終えて、渡辺七七男氏宛に発送しました。この当時はまだMSパワーポイントによる資料作成は未経験でした。

講演日には午前早くに新幹線尾道駅から講演会場の科学技術館に向かいました。この講演の半年前の平成8年度(第7)「21世紀型省エネルギー機器・システム表彰」(省エネバンガード21、現在は省エネ大賞と改称)での受賞出席に比べて気分的には少し楽な上京でした。  

今回も東京からは距離のある尾道市からの上京ということで講演順序を午後2時0分からに設定していただき、約束の50分の講演(質疑応答時間10分を含む)を無事に終えることができました。

この講演での収穫は当然のことですが、節電虫(益虫)をPRできたことになりますが、更に講演された他の会社の方々と面識をもたせていただいたことも、地方の小会社の開発者とすれば大きな収穫になりました。

残念ながら、講演をお聞きいただいた方の数は多くありませんでしたが、その中には日本で最初に総合エネルギーサービス会社(通称エスコ=ESCO)を立ち上げた()ファーストエスコの取締役の高橋  洋氏もおられました。

この「家電製品・自販機等の省電力化、待機消費電力の省エネ・低減対策シンポジュウム」で実際に講演した方々とその内容は以下の通りでした。

①田中昭雄氏(住環境計画研究所) 電力需要と待機消費電力

②澤田慎治氏(省エネルギーセンター)    省電力化と待機消費電力低減のインセンティブ

③坂本幸夫氏(シャープ)      VTRの省エネ設計

 ④霍田雅信氏(日本テキサスインスツルメンツ)  DSPによる高エネルギー効率ディジタルモータ制御

⑤釜本 二(ケイ・イー・シー)  待機消費電力を大幅削減する通信機器用節電器

山内浩之氏(富士電気EIC)      電灯用、空調用省エネシステム 

私がこの講演内容を予稿原稿として提出した内容は次回に続きます。

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