節電虫の誕生  4.5.1.2 年間電力消費量と節電可能量

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以上が、待機消費電力量(料)総量(料)と節約可能な待機消費電力消費量(料)ですが、ここで、もう少し幅広く年間電力消費量についてもう少しみてみましょう。

世界各国の年間電力消費量は総務省統計局による2000年のデータよれば、日本全体では10,914億kWhの電力が2000年度に消費されています。日本人一人あたりに換算するとその消費量は8,603kWhでアジア全体での一人あたりの消費量の7倍弱です。私たちは電力消費大国国民です。ちなみにアメリカ人一人あたりの消費量は14,684kWhです。これらの実態数字を皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

省エネは産業部門、民生部門、運輸部門と大別して、それぞれに適した方法が講じられる必要がありますが、節電虫(益虫)が目的とする節電による省エネは民生部門に入り、省エネへの取り組みが最も遅れている分野です。逆にもっとも省エネの努力が実を結んでいるのが産業部門で、省エネや環境問題は家庭を含む民生部門と自動車・電車を含む運輸部門の改善なしに解決は不可能です。

民生部門の内、ファックスやコピー機器の待機消費電力カットにより省エネできる節電量は最大で年間6,000万Kwh程度ですから、日本では年間総発電量の一万分の一以下と僅かのように思えます。

しかし、省エネルギー対策はどれ一つとして疎かにしては効果を上げることはできません。小さな節電虫(益虫)による「小さな節電、大きな省エネ」のコンセプトを無視することはできません。

写真データ、写真資料は以下のサイトを参照下さい。https://www.facebook.com/ElectricitySavingNo.1

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