【10】痛みと温度が同居した日 ~大人に恋をした~

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前編: 【9】痛みと温度が同居した日 ~あたらしい世界の幕開け~
後編: 【11】痛みと温度が同居した日 ~大すきで大きらいを知る~

十代はたくさんの恋をするモノなのかもしれない。
ときめくことはいっぱいあったけれど 
わたしの恋は小学校から高校まで ひとりの人に片思いでした。
ソノ恋こころは
17歳の夏 3度目の告白し失恋したのを最後に
静かに 明け方の月夜に封印をしました。 

その月はなんども滲みそうになったけれど
わたしは 辛い時ほど 笑ってしまうようで
やっぱり その日も 笑った。
                                             
そのせいか、今はよく泣くようになりました。
そして それ以上に 心から笑えるようになった。






十代最後に恋をした大人は わたしよりも一回り上だった。

わたしの 知らないコトバを使っていて
わたしの 知らない国の話をして
わたしの知らない映画や俳優さんのお話をしてくれた。
いつも 想像をさせてくれて 可能性を信じてくれて
そして 真剣に叱ってくれるその人に 恋をしました。

はじめの内は子ども扱いばかりされて 
わたしを女性としてみてくれることはなかった。

だから背伸びしてみたり
その人の横にいれるようにと 色々を知ろうと努力もした。
大人の女性ってどんなか、雑誌を広げることもあった。

でも どんなに近づこうとしてもその人は
わたしのキモチに答えてくれることはありませんでした。

封印した恋心も そして大人のソノ人に恋をしたことも
わたしの中で 大きな痛みに変わっていったのです。

自分には魅力がないのかもしれない、って真剣に悩んだ。

みんなの読んで良かった!