第5章 節電虫(益虫)の両親  5.2.5 失敗例 (1) 留学の甘い罠

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1977年に半年の短期留学を終えてサンディエゴから帰ってきた私は口語英語を使うチャンスが非常に少ないことにいらだっていました。できることなら、また留学してみたいと思っていた矢先、留学試験に受かれば負担金なしで留学できるというふれこみで留学生を募集する会社があり、私も数千円の受験料を払い受験しました。

結果は私が10万円ほどだけを負担することで留学可能との試験通知が届き、不覚にもこの10万円を払い込んだのです。試験制度を巧みに利用した詐欺行為でした。

確かに留学生を送り出していたのは事実でしたが、このようにして集めた金で会社を運転し、留学生を世話するという自転車操業がうまくゆくはずがありません。試験通知から数ヶ月語、送り出した留学生が日本に帰る日になっても、その会社から学生用のチケットが届かないとのことで大騒ぎになり、テレビやラジオでも取り上げられ、非難の的になりました。首謀者は藤田という男でしたが、今でも生きていれば「だましの人生」を繰り返しているのかもしれません。

この時の10万円は脱サラ直後で仕事を開始したときでしたから、大きな痛手で決して忘れることはありません。“甘い話には決してつられるな”ということです。

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