第5章 節電虫(益虫)の両親 5.2.5 失敗例 (3) 対面指導を怠った罰
失敗談の3回目、最後で最も大きな被害の話です。
塾ビジネスの講師には知識や能力以外に世代間ギャップを感じさせない適齢とスケールを追わない我慢強さ、そして対面指導をいとわない情熱が必要です。
私は年齢的に45歳を前に上記の条件が失われて行くのを感じ、1993年からコンピュータ支援指導を開始しました。コンピュータの能力がまだ大きくない時期でしたが、システム全体が代理店料を含めて300万円ほどかかりました。
案の定、生徒自身の自己管理が必要なこのコンピュータシステムを利用する生徒はほとんどなく、このシステムを販売していたラインズという会社自体は警備保障会社のセコムに買収されあえなく沈没してしまいました。代理店としての権利金のバックもなく大変つらい目に遭いました。
高額で役に立たない物の代金を支払い続けることは大変辛いものです。皆さんもご注意下さい。
そして、やはり手抜き仕事はいけません。塾運営を機械はやってくれません。知識、能力、若さ、情熱のある講師が対面指導してはじめて良い結果が出ます。
これらの失敗のおかげで、節電虫(益虫)開発&販売ビジネスでは同じ過ちを繰り返していないのが幸いです。
写真データ、写真資料は以下のサイトを参照下さい。
著者のKarl Kamamotoさんに人生相談を申込む
著者のKarl Kamamotoさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます