第5章 節電虫(益虫)の両親  5.3.3 稼ぐ益虫

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ほとんどの電気製品は通常、購入後にそのプラグをコンセントに差し込み、電力を消費しながらその機能を発揮します。すなわち、購入後に電気を消費することはあっても、節電して日々稼いでくれる電気製品はありません。

しかし、節電虫(益虫)はご購入後、接続して使用し始めた時から接続した機器を節電モードに変換して、節電を開始し「稼ぐ益虫」になるのです。

通常、家電製品は目的の機能を必要としないときには機器本体の電源スイッチをオフにしておきます。そして、電源スイッチをオフにしたときに全く電力を消費しなければ待機消費電力消費の問題はありませんが、もし電源スイッチをオフにしても電力消費があれば待機電力消費の問題が生じるのです。

それでは、すべての家電製品に待機電力消費の問題があるのでしょうか。メーカーの努力によって家電製品の待機消費電力は低減されていますが、(財)省エネルギーセンターが2000年8月2日に発表した家電製品の待機時消費電力調査結果(*)によれば、年間待機消費電力消費量の42%は使用していないときにプラグを抜くことで節電可能と報告されています。すなわち、家庭にある家電製品の42%は待機消費電力をゼロ化できるということです。残る52%は待機電力消費の問題はありますが、電源プラグを抜くことにより本来の機能を損なうために、待機電力消費量を極限まで低減させることは可能であっても電源プラグを抜くことはできない家電製品なのです。

ファックスの場合は、購入してきた状態で、いくら待機消費電力を節約したいからといってファックスを使用していない時に電源プラグを抜いておきますと、受信できなくなり、送信してくる相手に大変な迷惑をかけることになります。

しかし、ファックスに節電虫(益虫)を接続すればファックス(付電話機)の電源プラグを抜いた状態で待機させることが可能となり、電話やファックスがあるときにのみ節電虫(益虫)が自動的にファックス(付電話機)の電源を入れて作業をこなし、通話や受信が完了して5分後には電源プラグを抜いた状態に自動的に戻して確実に節電するのです。

次の表は先にも出した表ですが、今一度待機電力消費による無駄を直視していただき各自ができる範囲で省エネを心がけて下さい。

(*)家電製品の待機時消費電力調査結果(平成12年8月2日、省エネルギーセンター)

 

年間待機消費電力消費量(金額)

全消費電力中の待機電力消費量の割合(%

節約可能年間待機

電力消費量(金額)

日本・単一家庭

398kWh

(9800円)

  9.4%

167kWh

(4116円)

日本・全家庭

180億kWh

(4500億円)

  9.4%

75億kWh

(1890億円)

日本・全家庭・全

工場・全事務所

360億kWh

(9000億円)

  9.4%

151億kWh

(3780億円)

 

写真データ、写真資料は以下のサイトを参照下さい。

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