毒親と空色にとけるさくら

前話: 出逢った最初の日のはなし。
次話: 丁稚奉公と村娘。

  私の言うこと成すこと

全否定する父親、それは私を心配してじゃない。自分が不安になってみていられないからで。自分のためだよね?逆らえない厳格な父親と息子を過保護に溺愛する母親に育てられた。

 母親は自分の母親が父親から炭火焼きする薪で殴られているのを見ながら幼少期を過ごしたそう。

その2人が
交通事故でめぐり逢い
見初めた私の父が母親と結婚。 
それが23歳のとき。


 産まれた私は
子どもが子どもを育てられるわけが無いといわれ、祖父母の独断と偏見で、祖父母に育てられる。

 私は、両親に嫌われているのか、と物心ついたときから目の前で両親が妹と弟は育てるのに、私にノータッチという地獄を味わう。(進撃の巨人のヒストリア・レイスのようだが)

 お母さんに抱きついてみたい。
 ことね、大好きよ、そう言われてみたい。

 祖父母に溺愛されて、大切にされてきた。だから贅沢なんだとわかる。

 幼稚園時代、家から車で1時間の場所のスーパーで、ちょっと本屋で絵本をみていたら母親も妹も弟もいなくて。

 不安で、当たりを走り回った。

 どこ?
 お母さん・・・どこ。

 私はここに居るよ。

 どうして私はお母さんに抱きしめて貰えないの。

 迷子センターで
アナウンスが流れても

誰も来なくて。
  我慢したけど、涙が込み上げてきて

『ああ、ごめんなさい、忘れちゃって』と。忘れ物を取りに来たような言い方をされた。

 母親に。
 妹が車で、【お姉ちゃんが乗ってないよ!】と騒いで戻ってきたそうで。

 結婚してからは
旦那が鬱になって
お義母さんに
【あんたと付き合ってからうちの息子はおかしくなったのよ!】といわれ
私の叔母に電話して
【姪っ子さんお返しします】と通販の返品のようなことを言い放ったそう。私の叔母に。

 わかるよ、自分の息子が鬱になって気が動転した、んだよね?


 それが、でも本音なんだよね?

私は物、なの?

 私は、なに?




 誰か私を【人間としてみて大切にしてください】

 私は物じゃない
人形じゃ、ない

生きてる。

 生きてるの。

 Spoonには、私を【人間】として当たり前のことを当たり前にしてくれたの。

 産まれたときから、きっと
【親から貰う無償の愛情】を
私は【配信者から貰った】


 私に出来ることがあれば
 私はその貰った幸せな気持ちを何倍にもして、文章やいいね!や
 配信者を記事にして
応援します。
  誰も、気づいてくれないと、思っていた。文章を書き続けながら、私は
私をみつけてくれる誰かを

ずっと待っていた、んだと
思う。
 私の願いはきっと春になると
満開に空に散り舞う桜の花びらが
空色に溶けていくように。

 私は空色にとけて昇華される。

きっと。人魚姫が泡になって消えたように。

 願いは、天に昇る。
 毒親も毒親に育てられている。

連鎖を断ち切る。強い意志で。私が終わらせる。

 

 

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