友達の童貞(27)が「料亭」で童貞喪失してきたらしい

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アイツは変わってしまった。いつも言い訳ばかりして、「あの時ああすればよかった」と酔う度に同じ話をして、ウジウジと悩む小さな男だったのに。
「童貞4人衆」と私が心の中で勝手に名付けた男友達のうちの1人である。
コイツと腐れ縁は5年間ほど。うんざりするほど恋愛相談に乗ってやった仲だ。

「全国のファンの皆さん。大切なお話があります。僕。。。。。童貞を卒業しました!!!今まで応援してくれて本当にありがとう!!!!」

衝撃だった。あんなに応援していたのに、なんの相談もなく勝手に卒業しやがって!裏切りだ!

生々しい性的表現を避けて本件を説明するよう努める

彼が持っている彼だけのストーリーを、私の口から、生々しい性的表現を避けた上で正確に説明することは大変困難である。
従って、パンツは脱がなくて良い。

(ちなみにその「料亭」とは大正時代から営まれる由緒正しき高級店である。出てくる食事は簡素なお茶とお菓子のみであるが、そのプロフェッショナルな接客には定評がある。彼はそこへ食事へ行き、顔面偏差値85の店員の女性と恋に落ち、あれよあれよという間に肉体関係を持ったそうである)


走りだす青春

本件に関して彼は
「コトが終わったあと、走り出しそうだった」

と興奮気味に感想を述べた。
かなり遅めに訪れた、彼の青春の1ページである。

彼の卒業表明を「裏切りだ!」などと憤ってしまって本当にすまなかった。これは、彼が自身で悩みぬいて決断し、自らが選んだ道なのだ。

高級料亭のお値段、30分で2万2000円ナリ。

27歳にして、晴れて素人童貞として新たなステージに立つことを決めた彼を、誰が口汚く罵ることが出来ようか。その2万2000円が、失業保険から支給されたものだとしても。

ネットでめっちゃリサーチしてから行ったらしい

Wikipediaで概要を把握し、Youtubeでかの有名な動画を閲覧して想像をふくらませ、2chで評判を読んで心構えをし、GoogleMapを駆使して交通手段を確認し、万全の準備をした上で、いざ戦場に赴いた、とのことだ。

調査・検討・検証・考察・分析・実行。

なるほどさすが夢の脱童貞を叶えただけある童貞だ。現童貞諸君。よいか、これがデキる男である。お前だってヤレばデキる男なんだ!本気になれよ!

妙に自信満々である


「俺は女とヤレる!」

脱童貞は生物としてのミッションを達成し、最大のコンプレックスを克服したようだ。

「我輩は脱童貞である。しかし彼女はまだいない。」

みんなの読んで良かった!