【13】痛みと温度が同居した日 ~成人式の告白~

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前編: 【12】痛みと温度が同居した日 ~やわらかな時間と沈黙~
後編: 【14】痛みと温度が同居した日 ~男と女の間に友情は成立するのか~
二十歳になった。

二十歳になった翌日 成人式があり、
その日は地元のお友だちと鎌倉の鶴岡八幡宮にお参りをしました。

19歳と二十歳の違い 大きくは無かったのだけれど
友だちと祝福しあえた その祈りがとても心地よかったのと
大人の仲間入り、というキーワードにワクワクしました。
何かがはじまる気がして 胸いっぱい 歓びにあふれたのを覚えています。

そして その後、彼も祝福をしてくれました。

照れくさそうに おめでとう そう言う彼の胸に飛び込むまでに
最後までコトバを確認する必要もなくて
胸いっぱい抱きしめてもらった。


もう未成年じゃないから 結婚は自分の意思でできる。
そう 願いを込めてのこと。

「結婚しよう」

二十歳の私からの告白でした。

彼はやっぱり照れくさそうに 笑って頷くも 
本当は彼の頭には 仕事のことがかすめたのがわかりました。

待つ ことのできない私は
粘り強くいれたわけでもなかったから
諦めるのが早かった。

結局は自分を守ったのです。



冬の空は高かった。
そして 澄んだ空気は胸にすこし 刺さった。



しあわせは長くは続かない。

みんなの読んで良かった!