私の行きたくないランキング・・story45

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あぁ・・もううんざりだ

あれから何回の休日を過ごしているのだろう

本当にうんざりする・・

mが生きている時はあんなに休日を楽しみにしていたのに

今では休日の時間を持て余す事が苦痛でしかない

今回はどこに行く?何をする?って毎週のようにどこかへ行っていた・・

この頃はだいたい海へドライブに行っていた気がする

mの好きな灯台のあるあの海に行っていた

あそこの光景を鮮明に覚えている

愛おしい光景・・

でも行きたくないランキングの3位に入っている

私には行きたくない所がランキングになっている

mとの思い出が強い所にはまだまだとても行けない

mがいたころはむしろ大好きだった場所達が今では行けない

考えるだけでも、想像するだけでも苦しくて息が出来なくなる

行きたくないランキングの3位が大洗の海・・・

2人で何度も行った場所

海の上の駐車場に車を停めてその駐車場の中、2人でスケボーをした

海に行く手前の漁港でご飯を食べたり、海鮮を買ってきた

海岸は場所により手のひらサイズの石達が、波が押し寄せる度にゴロゴロと可愛い音を出す

その音がとても好きだった

1度は2人でお弁当を作って石の音を聞きながらお弁当を食べた

2位が灯台の海

ここはmのお気に入りだった

ここの灯台のデザインをとてもmが気に入っていた

ここに来るときは決まって日が落ちるまで滞在し夜の灯台を眺める・・

灯台から出る光は真っ暗な海を真っすぐな光が照らし海の強さを感じた

一周するその光をずっと2人で眺めていた

真夏には2人で海水浴をした

波の引く力が強いため何度も波打ち際で巻き込まれ2人で大笑いをしていた

だからほとんど誰も海水浴をしていないプライベート的な海

2人の海・・

そして・・・

1位は・・

2人で何度も何度も見た満天の星の山

その山が1位だ

何度行ったのだろう・・

本当に数えきれない

そこの地域にある町の人たちが行くオシャレではない温泉

そこに行きお風呂に入りそれから星を見に行く

山の途中で少し観光のようになっている場所がある

以前はスキー場だったようだ

スキー場の跡地を観光地化し山に階段を何段も作り頂上まで行けるようになっている

かなり過酷な階段だった

その過酷な階段をmと登った・・1度だけ

途中足が全体的に痛くなり何度も何度も休みながら登った

冬になりかけていた時期の真夜中・・本当に夜中だ・・・

山だから真っ暗で街灯もない

目の前の階段でさえ見えないほどの闇

携帯のライトを付け一歩一歩階段を上がっていった

初めは町で暮らしているモノには慣れない暗さにとても恐怖だったけど自然と環境になれてむしろどんどん自然の中の自然の暗さが開放的な気持ちにさせてくれた

とても心地が良かった・・

頂上に着くまでにどのくらいの階段を登りどのくらいの時間が経過したのか・・

頂上に着いた・・・言葉にならない

誰もいない静寂の中

月がとても近くてとても大きい

真っ暗な山を、闇の中を、月の優しく強い光が照らしている

そして数えきれないほどの星・・・

足の痛みなど瞬間で消えた

そこで2人で話した事を覚えている

月と無数の星達の下で誓った言葉・・・

「一生一緒にいると誓います」

「一生愛し続けると誓います」

この守られなく切ない誓いが忘れられない

あの光景が私の身体に焼き付いて離れない・・

誓あった静寂の神聖な山・・・

だから1位なんだ・・・

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蘇る・・あの日の記憶 story46

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