幻想的な雲 story54

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6月21

 

 

昨日の夕方の空・・・

東の空1つの雲の固まりが空に貼り付けられそこに間接照明を当てているかのようだった

幻想的で見たことのない空

そしてその少し北側には、灰色になった雲が縦横無尽に空に舞っていた

あんな空と雲を見たことがなかった

そして・・・

そんな幻想的な空を見るとmを強く思う

一緒に眺めていた空

2人で見ていた同じ空

あの頃に戻りたい・・・

2人できれいな空を眺めていたあの頃に・・

なぜ?

なぜ1人でこんなにきれいな空を眺めているのだろう・・

なぜmは私を置いて死んでしまったのだろう

会いたい・・

苦しい・・・

私はいつまで空を眺めて苦しみと孤独に襲われてしまうのだろう

毎日毎日違う空

毎日毎日変わり変化する空と雲

私の携帯には沢山のmと見た空と雲の写真が保存されている

写真を撮ったこの瞬間はmが隣にいた

幻想的で変化する空と雲の下に私たちは一緒の時を過ごしてきた

その瞬間の、隣にmがいた瞬間の写真たちが私の携帯の中だけで存在する

携帯の中だけ・・でmが存在している

でも・・・

今はきれいな空を見上げている時

幻想的な雲を見上げている時

隣をみても誰もいない

私1人だ・・・

そんな空と隣を眺めて・・・何度も、何度も涙が落ちた・・

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私を苦しめる思い出 story55

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