イヤでも身につく”使える英語力“  5. 仕事と英語(3) どこでも得られる英語の果実 5.1 海外進出支援、アマチュア無線

前話: イヤでも身につく”使える英語力“  4. 仕事と英語(2) 誰でも得られる英語の果実 4.1.4 英語力の証明
次話: イヤでも身につく”使える英語力“  5. 仕事と英語(3) どこでも得られる英語の果実 5.2 国内参入支援、電子メール、インターネット

 私の人生のバックボーンは英語です。英語に何かをプラスしたり、掛け合わせたりしながらオンリーワンの独自の世界を切り開いてきたと思っています。

 私が30歳代に夢中になった趣味の一つがアマチュア無線、ハムでした。かつてアマチュア無線は King of hobbies、趣味の王様と言われました。ヨルダン国王が無線愛好家であったことは有名で、世界には国王と交信して交信カードを交換した多くの人々がいるはずです。残念ながら私は国王との交信はできませんでしたが。

アマチュア無線愛好家はメカニック志向者、会話志向者、交信カード収集志向者の3つに大別できます。私は会話志向者で、世界の多くの人々と会話することがアマチュア無線開始の動機でした。私の無線局のコールサインは現在でも JE4FTPです(右の写真)。

アマチュア無線のおかげで私には世界に多くの友人ができ、その内の何人かは今では無線機をコンピュータ・スカイプに代えて会話を楽しんでいます。娘がアメリカの大学で勉強していた時はこれらの友人に色々と面倒もみてもらったりしました。また、カナダ国境からメキシコ国境までアメリカ西岸を南北に旅行した時などは無線仲間の家にお邪魔して楽しいアイボールQSO(面会対話)を楽しみました。これも英語スキルが伴っていたからこそ実現したことです。英語による果実と言えます。

アマチュア無線をビジネスに利用することは原則として禁じられています。あくまで趣味として無線技術向上のために周波数を割り当てられているわけです。しかし、私は最初の海外進出支援の祭には高価な電話の代わりにアマチュア無線を多用しました。もちろん、他人に聞かれてはまずいことはお互いに話しませんが、差しさわりのない連絡や報告、打ち合わせは無線と英語を通じて行い、大変助かりました。

アマチュア無線は現在ではパソコン経由、スマートフォン経由でも可能となり、自家用車の中からどこからでも世界の友人との無線交信を楽しんでいる人もいます。時代の移り変わりと技術の進歩には目をみはるものがあります。先に写真紹介した私の巨大なアンテナと25mの高さのタワーや当時の無線機は今では化石ですが捨てがたく困っています。

アマチュア無線は太陽活動による電波の伝播状態の変化で雑音が入ったり、電波が届き難くなったりします。これらの多くの困難を乗り越えて声、音声だけで意思を伝え合う場合も多いのです。そのような時はがまん、努力が必要ですが悪条件下での交信でヒヤリングの力がついたと言っても過言でありません。

スカイプは教育現場でも有効利用できるはずです。有効利用しなければならないと思います。教育的に大きな可能性を秘めた現代のツールです。大学、高校の学校側はもちろんですが、学習者である学生個人も大いに積極的に利活用しましょう。

毎週火曜日に連載中です。

写真データ、写真資料は以下のサイトを参照下さい。

https://www.facebook.com/kamamototsuguru  

著者のKarl Kamamotoさんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

イヤでも身につく”使える英語力“  5. 仕事と英語(3) どこでも得られる英語の果実 5.2 国内参入支援、電子メール、インターネット

著者のKarl Kamamotoさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。