ギター1本でストリートライブを始めた、18の冬

前話: その決意が思ったよりラジオに取り上げられ、困惑
次話: その1年後、逃げるように東京へ行ったが…

2008年02月03日20時


ブログで知り合ったイラストレーターさんに、名刺を作ってもらい
ブログで知り合った大学受験生が福岡へ試験受けにくるということで

この日にストリートライブを始めました。

ほぼ勢いです。

そうでないと、私は動かないんだと思います。

ストリートします。と宣言したものの、精神的には不可能だと思いました。

実際、不可能だと思います。

でも、宣言したことで、私の未来は変わったんだと。

ストリートします。できなくても言っちゃったことで、様々な奇跡が重なり


結果的にストリートライブができた。

約1年間、福岡の警固公園というところでギター1本やってました。

最初の方は母が付き添いで来てくれてました。
最初といっても、半年とかですが。

カセットに録音したので、いまでもその音声は実家にあります。(たぶん)

結構大変なこともありました。
たとえば、知らないおっちゃんが大声で歌い出したりw

立ち止まってくれたかとおもうと、すぐ帰ったり、

私の周りに常連さんがいてくれたので、幸いにも変な人に絡まれたりはなかったですが、その常連さんもいつも来てくれるという保証はなかったので。

しかも私はストリートを不定期で、告知も当日とかがほとんどでした。

なので、学校や仕事の都合で来れない、という方もよくいました。

それはいまでも治ってない癖ですね。wでも、そっちのが確実だし、偶然の産物を期待しているのかもしれません。


どんたくの日は3日続けてやったりもしていました。

ストリートで配ってた名刺にはブログのアドレス(QRコード)を付けてたので、いいときにはブログのアクセス1日4000はいってました。
いま思うと、すごく集客してたんだな、と思いますね。

でも、実際名刺配ってたのは、母や常連客さんなので、その方たちには本当に感謝ですね。

私の知らないとこで、へんな人に対応してたときもあったとかなかったとか。。

とにかく、そうやって色々な方に助けられながら、私は無事ライブが出来ていました。


途中、聞いていただいた方からご意見をもらうこともあり、そこには
声が小さくてギターに負けてて、もったいない
声はいいのに、小さいから聞こえない、もっと声を出した方がいい


アンプをつかわなくても、声量あるひとは、向こうの方まで聞こえる。
きみは、そこが足りないね、
もっと外でも遠くまで通るように練習したほうがいい

などと、厳しいご意見(的確ですが)をいただくことも多々ありました。
ほとんどが、がんばってね、とか、感動した、とかですが
たまにこういう本音のご意見もメールでいただきました。

最初は悔しくて悲しかったのですが、ずっとそのメールを見てたり、
色々な方に指摘されると、もっと自信もって声出した方がいいのかな、とか
もっとギターに負けないくらい大声で叫ぶくらい出した方がいいのかな

とか、とにかくそういう意見もらうのが悔しくて、かなり出したことがあります。
そのとき、向こうの方で聞いていた常連さんに、よく聞こえたよ、今回はよかったね、といただいた時は、すごくすごく嬉しかったです。


しかし、1年ほどして、環境悪化。自分の精神的にも限界が来て、ストリートの頻度も落ち、たまたま話をもらった箱ライブを最後に福岡を離れることを決めました。


続きのストーリーはこちら!

その1年後、逃げるように東京へ行ったが…

著者の池内 詩織さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。