イノベーション・マネジメントをディスカッション中心で学んだ時のこと。【4】

前話: イノベーション・マネジメントをディスカッション中心で学んだ時のこと。【3】
次話: イノベーション・マネジメントをディスカッション中心で学んだ時のこと。【5】

そもそも

どうしてリーダー的なものが必要とされていたのか、先生が作ろうとしたのか、という事がある。これは直接聞いた訳では無いので推測だけれど、「それまでの訓練で人々がなかなか良い空気感を維持し続けるのが難しかった」ということがあるのでは無いかと思っている。
最初の頃にも書いたけれど、一日中意見を戦わせるという状態はかなり人にストレスを与えてしまう。価値観もそれまでの職歴も違う人が集まっているので、「折り合えない」という状況は結構頻繁に起こりうる。それはもっと長い間かければ何かうまい手が見つかるのかもしれないが、そうそう解決できるものでは無いのだろう。
誰かに苦手意識をもてば、そのままの心理がずっと残り続ける。あるシーンで意見が合わなかった人と、別のシーンでまた苦手意識から始まってしまう、というケースが容易に想像できた。実際当初のメンバーの中にもそういったちょっとした食い違いがなにかギクシャクさせるというのはあったと思う。大人が集まっているので表面化はそうそうしなかったが(とは言え、全くないわけではなかったはずだ)。当初「みんな楽しく学ぶ」ということを強調された理由は始めると実感として感じられるようになった。

それが講義だけではない場所で、全体が協力して達成しなければならない事があると、少し緩衝剤になるように思えた。「チームとは何か」のお題は意見を戦わせるよりも、お互いを理解しなければ達成し得ない問いだったと思う。そういう意味では僕らは先生の手のひらでうまい事踊らされていたわけだ。

ちなみに、チームにもイロイロあって確か典型的なパターンが4つ位後半で先生から教えられた。確か以下のような分類。
  • 一芸に秀でた人がそれぞれの守備範囲を守るプロ集団的なチーム
  • 仲良しこよし系の助け合ってやりましょうという相互補助的なチーム
  • 個々がバランスとれている粒ぞろいのチーム
  • (何だっけ。忘れた…)

リーダー解任&再選

前回の先生と僕の話し合いで、少なくとも僕が解任される事は決まっていたので、先生からそういう話を全体に促してもらう事で口火を切った。退任挨拶は軽くさせてもらって、「このメンバーちゃんとまとめられたらすげーだろうなと思ってた。ちゃんと出来たかわからないがとりあえず成果出せたと思う。解放されたのでうまい酒を飲みたい。」というような軽いシメをしてた気がする。
リーダーの選出方法も何も決まっていなかったが、全員でホワイトボードの前に集まってあーだこーだと話す流れになった。この試みの目的は最適な布陣で後半の一月半を過ごすという事だから、当然モトサヤで僕が改めてなるケースも可能性としてはあった。ただ僕の主張としては
「自分は学校出ても別に人をまとめる立場になる予定も今の所無いし、中間まででイロイロ経験させてもらったから満足している。できればこれからリーダーになろうという目標のある人が勉強する場として捉えた方が良いのではないか?」というふうにしていた。
あとで分かった話だけれど、リード的な立場を経験していた人がこのシーンであえて大人しくしていたらしい。年かさの人達はそれなりに経験しているから、そういう人がやるよりも、若い人に期待していたのではないだろうか。
最終的に「出たら起業したい」と明確に発信していた若い子がリードを取る事になった。自分から言い出してくれたのは素晴らしい事だと思う。

僕がやっていた手法は評価してくれていたらしく「資料作ったりはお願いするから頼まれてよ!」と言われた。あれ?俺やっぱり手紙作るの?そこだけは予想と違ったけれど、まーいいかという感じ。その後、新リーダーは僕とは全く違う「うまいこと頼んでやってもらう」形を作れる人なんだと解った。この辺は特色だね。

新たなお題

後半はもっと小さなグループワークになった。3〜4人のチームを3つ作り、それぞれが違う題目に向かってチャレンジする。僕の入ったチームは「志のもち方」という事について調べる所だった。
長くなったのでまた次に続けよう。

サイトからのお知らせ

STORYS.JPはあなたの一歩を応援しています

生き方は少しずつ自由になってきましたが、未経験分野への挑戦(転職)はまだまだ難しいのが現状です。これを踏まえて、STORYS.JPは誰でも実務経験を得られるサービス『adoor』をリリースしました。 最初はエンジニア職を対象にしています。STORYS.JPは、どんな人でも人生の一歩を踏み出しやすい世の中を目指しています。

実務経験は買える「adoor」

続きのストーリーはこちら!

イノベーション・マネジメントをディスカッション中心で学んだ時のこと。【5】

著者のSato Masashiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。