浅野忠信さんと田中真弓さんに直接会ったにも関わらず、俳優の僕が芸能界で売れることを目指さない理由 完結編
そのために必要なこととは?
そうして考えた時に、このSTORYの主題にも関係してくる部分ですが、
僕の在りたい在り方の場合、俳優だけの経験でビジネスのマインドやスキルを磨いていくことは、行きたい目的地のための最適な乗り物には思えませんでした。
僕の大好きな俳優さんの中に高倉健さんがいます。
画像転載元:http://adv.yomiuri.co.jp/adreview/201207/008.html
高倉健(C)永谷園
高倉健さんは「生き方が、芝居に出る」ということを信条としていらっしゃいます。だからこその、あの重厚で人間味のある演技ができるんだと思っています。
他人の人生を生きるのが仕事である役者にとって、「生き方」を磨かずして、本当の役者にはなれません。
結論から先にいうと、今僕は俳優業ではない別の事業で生計を立てています。
現実的な側面でいえば「まず収入を得ること」もやりたいことの実現のために必要だと思っているからです。
高倉健さんは、そのプロフェッショナリズムのもと、芸能界というフィールドでその生き方を磨かれてこられましたが、僕は高倉健さんのように自分をいつでも律せられる人間ではないので、
そういう「生き方」を磨くことのできる事業に取り組み収入を得ることで、最終的に役者である人間にとって絶対に必要な「生き方」を先に磨いていくことを手段としてえらびました。
もちろん、それが落ち着いたら俳優として一から鍛え直すプロセスも視野に入れての選択です。
これからの時代は、
している仕事の内容ではなく、
どういう在り方をしているかが、問われてくる時代です。
勤めている会社ではなく、持っている肩書きではなく、
生き方が評価される時代です。
それは俳優に限らずどの職業でもそうではないでしょうか?
だとしたら、自分はどう生きたいのか?
その二年間の悩みの答えが、ここに長々と書かせていただいたことです。
ここまで付き合ってくださった読者のみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
これからも、一歩ずつ、一歩ずつ、夢実現に向けて、
謙虚に、素直に、そして楽しく「生き方」を磨いていこうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
編集後記
最初このことを公にすることに少し悩みましたが、
この文章を書くことで、勇気付けられる人が一人でもいたらいいなという思いで書きました。
と、同時に将来僕が成し遂げたいことの、スモールなことがここで実現できるかもしれないと思ったのも理由の一つです。
PART1から読んで下さった皆様、ありがとうございました。
皆様の「読んでみたい」に励まされて書き上げることが出来ました。
実は本当はここで終わろうと思っていたのですが、
嬉しいことに、読んで下さった方の中から、直接メッセージをくださった方がいて、「将来どういうことをやろうとしているのかも聞きたい」というリクエストをいただいたので、
【番外編】として、今後の僕のビジョンもどうせなら書こうと思います。
まだ実現していないことを書くのは抵抗がありますが、夢は口に出した方がいい、というアドバイスもいただいたので。
書くのは、タダなので(笑)
ですので、もう少しだけ我慢して、番外編も読んでいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
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