~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第五話

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【第五話】どこへいっても、、、ゼロ行進

茨城県南部の市⇒福島県福島市⇒栃木県宇都宮市

区間移動距離   398km+α

概算総移動距離 701.9km+α

≪東北自動車道 とあるサービスエリア≫

7月23日 AM9:00

 眠い。

 ひたすら眠い。

 座席を思いっきり倒した。

 気が付いたら、暑くて起きた。

 

 9時過ぎだった。

 北海道のドリメン オカくんからLineが入っている。

 「あと二時間で最終戦です。やれるだけやったので、あれもらっていいですか?」

 ≪あれ≫とは、景気付けで言ってるコトバ

 すかさずLineを返した。

 『いってこい!おりゃ 今回がほんとにほんとに最終戦お前ならいけるでお前ならイケる

で。気合いれてこい』

 俺も、そろそろ気合入れて、眠気吹っ飛ばして行かなきゃ。

 車は、郡山の健康センターを経由して、福島県福島市の会場に到着した。

≪福島県福島市 東横IN福島駅東口1 会議室≫

7月23日 AM11:00

 がらーん。

 いずれ来ると思っていたが、誰もいない。

 もちろん申し込みもなかった。

 旅を出る前は、大してショックでもないだろうとタカをくくっていた。

 しかし、その状況に、動揺を隠しきれなかった。

 座って誰も来ない会場で、待っていた。

 2時間が過ぎ、その場所を立った。

≪栃木県に向かう道にて≫

 俺が独立した時に仕事をさせていただいた会社を訪問した。

 一度目の挫折に、動揺を持ったまま

 それを見透かされたかのように言われたコトバがあった。

 「焦るな」

 それでも、俺は焦りと動揺を隠しきれないでいた。

 これからどうなっていくのか?

 希望以上に不安の方が大きかった。

 栃木県では、予約が入っていた。しかし焦りがあった。

 立て直しのために、千葉に戻るという選択肢を頭に残していた。

 広告を打ってセミナーをやる。

 まだまだ、焦りがあった。

 

 そんな時、メッセージが来た。

 元同僚のウエタケさんからで、元々業務で来れない予定であったが、急遽来れるように

なったという。

 もし、栃木県でもいなかったなら……どうすればいいか?

 不安は現実となった。

≪栃木県宇都宮市 栃木県総合文化センター≫

 7月23日 PM7:00

 
 宇都宮に来ると、大雨が降ることが多い。この日もまた雨だった。

 申し込みが入っていた。

 しかしながら、連絡なく、時間になってもくる気配もない。

 今日、二回目のゼロ人という結果に、何も言えなくなってくる。

 期待していただき、わざわざ時間を割いていただいたウエタケさんに申し訳が立たない。

 そんな思いでイッパイだった。

 それでも、ウエタケさんと、様々な対話を通して、北関東なりの進め方というのも出て

きた。

 ウエタケさんは、ふいにこう言った。

 「ヒダカちゃん。次があるんだから次が」

 会場を離れ、ウエタケさんと食事をしながらも上の空だった。

 ウエタケさんにお礼を言い、千葉に戻るかどうするか……

 肉体的にも精神的にも疲労は、一度目のピークに達していた。

 そんな時に、俺を奮い立たせるヒトコトが、Facebookのコメントから飛んできた。

 栃木県での準備の際に、ご訪問させていただき、普段からお世話になっているアベさんからのヒトコトであった。

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