~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第七話
【第七話】就職セミナーを婚・恋カツネタに!
群馬県高崎市⇒長野県松本市⇒神奈川県相模原市編~
区間移動距離 339.8km+α
概算総移動距離 1139.6km+
≪長野県松本市 松本駅付近≫
7月24日 PM6:30
車は、長野自動車道松本インターチェンジを下り、夕方のちょっとした混雑を抜け、松
本駅の駐車場で止めた。
会場入りする前に、タリーズに立ち寄る。
冷たいコーヒーが飲みたかった。
ゆっくりと腰を掛ける。
目が合った女性に会釈する。
なぜか……会話が始まった。
聴けば、大学3年生 公務員を志望している女子大生
話も、盛り上がった。
喫茶店だけで、終りかなと思ったが、せっかくなのでセミナーのお誘いをしてみた。
『大学3年生向け・大学院1年生向けの就職活動セミナーで全国1周しているのですが?
もしお時間あれば、来ませんか?』
「是非是非、もっとお話したいです。」
奇跡が起きた瞬間だった。
≪長野県松本市 松本駅前会議室≫
長野県松本市にある大学。
ここは、東京などの関東圏からの進学よりも、地元や関西圏や中部圏からの進学組が多いと言う。
公務員を志望している彼女は、地元に帰って就職することを希望していた。
ふいに、彼氏の話が出た。
長野県に住んでいるという。
「迷うけど、現在と未来……考えたらきっと地元に帰るはず」
≪Maybe go home≫
就職活動を指導していく中で、多分、地元に帰るだろうというメッセージ。
これは、指導する上で必要な要素であろう。
特に、女子学生の場合には、現状恋愛をしているなんてことも、少なくない。
未来を考える上で、過去の経験にとらわれない、行動意思決定をすることが、少なくない。
だからこそ、恋愛観をじっくり聴くことが、大事だと感じた。
俺は、同意と共感をこめてこう伝えた。
『『学生時代』の彼氏なんだね』
そんな、恋愛談義と未来デザインの話は、会議室使用時間を超えるほど白熱した。
彼女の知っている店で、ウーロン茶を片手に、更に2時間以上話すほど。
≪今日は、コンビニの駐車場で寝る≫
7月25日 AM0:00
会釈して、車を走らせ、神奈川県方面へ、中央自動車道をひた走る。
神奈川県の相模湖を越えたあたりで、強烈な睡魔が、身体を襲う。
これは、イカン。
途中のコンビニで、エンジンを切る。
冷たい缶コーヒーを飲むが、車のエンジンだけでなく、俺の身体のエンジンも止まった様だ。
リクライニングも倒さずに、夢の中にいた。
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