~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第二十一話
第二十一話 ただいま帰ってきたぜ!
気づけば新たな奴らが・・・
≪北海道札幌市 狸小路商店街≫
8月3日 AM10:00
『さぁ北海道で美女を撮るか』
『いや、今日のネタを見なおすか。』
二コ―リフレを出発し、セミナー開始までは3時間弱ある。
朝から、狸小路のドトールで思案しながら、良い意味の緊張感を持って珈琲を飲んでいた。
『やはり、写真を撮ろう』
思いたったら、すぐ行動。
通りかかった観光客の方に声を掛けた。
『私、美人観光客の写真を撮っているのですけど』
その頃には、声を掛ける事や、コトバになんら抵抗なくすらすら言えるようになってい
た。経験こそ最大の学習。
「いいですよ。」
その返事に、小躍りした。
偶然にも神奈川から遊びに来た短大生で、俺の地元ネタでその場に笑顔が咲いた。
そうこうしている内に、11時になり、やや早めだったが、会場に向かった。
会場は、札幌市営地下鉄東札幌駅より徒歩8分の、≪札幌市産業振興センター≫
北海ドリーでは、しばし使用していた会場である。
シュウカツ戦線が本格化してからは、個別指導が中心になるため、セミナースタイル自
体、久しぶりだった。
≪北海道札幌市 札幌市産業振興センター会議室≫
8月3日 PM1:00
セミナー開始前、どんどん集う北海ドリーのメンバー。
見知った顔が、5人。
そして、新しい3年生が2人来てくれた。
今まで教えていた連中が、しっかり≪学生≫から≪社会人≫にシフトしていく凛々しい
顔をみて、改めて、成長したなと実感。
俺の講義は、2時間弱で終わった。
今日は、2部構成。
メインは、札幌で交流会を主宰している、斉藤さん。まだ乳児なお子様と遊びたい時間を割いて、ノーギャラでお話していただいた。
内容は割愛させていただくが、斉藤さんのお話に耳を傾け、うなずく姿に、成長したなと感じた。
出会った頃のこいつらの聴く姿勢は、まだまだだったから。
時間が彼らを成長させ、また、様々な出会いと人生ストーリーが彼らを進化させたのだ。
そして、新たなメンバーとも少しづつ交流を図っていく。
最後に俺は、この会場でこう締めた。
『今年も、北海ドリーやりますので、皆さんよろしくおねがいいたします』
何も後ろ盾もない所から始めて、一年でこんなに熱いカタチになった。
これ以上ないほどの自信になった。
≪北海道札幌市 ~RistoranteZenzero~≫
8月3日 PM6:00
飲み喰いして語る。
実に大事なことだ。
しかしながら、その分留意もしなくてはならないことがある。
飲みすぎ注意に目を配る事。
それが出来ないなら、36歳の俺が飲み会を仕切ってはいけない。
だから、今回は飲みというより、食べる。
食べて会話する。
実に大事なことであると思う。
このお店は、北海道の教え子ツジさんがチョイスしてくれた。
安くて、お腹いっぱい食べられる。
セミナーに、バイトで来れなかった、オオハシさんもこの時間来てくれた。
美味しく、色んな会話をしたひと時だった。
≪北海道札幌市 某所≫
8月3日 PM9:00
予定のあるツジさんと別れ
オカくんとオオハシさんが、俺に写真撮影の意味を聴きながら歩く。
俺が
『ここで実戦講義しようか?』
と笑いながら俺は言った。
「絶対見たいです」
とオオハシさんが言った。
とオオハシさんが言った。
女は、怖い。後に引けない状況で、凄い可愛い人を見つけた。
むしろ、これから俺が考えている生番組とか、アシスタントで使いたいレベル。
おもむろに、声を掛けた。
『こんばんわ。全国回って美女ばかり写真を撮っているんですけど、撮らせてもらえませんか?』
聴いた相手は、全然知らなかったのだが≪ニコニコ生放送≫の生主、彼女のコミュ二ティーで30,000人もファンがいるちーしゃみんwwさんだった。
ちーしゃみんwwさんは、即座に
「いいですよ」
といって撮らせてもらった。
歩きながら、彼女の夢の話を聴いた。
せっかくなので、ちーしゃみんwさんが、バイトしている居酒屋で、俺らは飲んだ。
俺の旅が、映画・ドラマ化したら大きい役で、オファーしたい。
それが、リアルで面白いじゃない。
だって、原作のリアルストーリーに登場する人が、映画版とかドラマ版での、本人以外役で出演しているのって、あまりないからさ。
この時思ったことがある。
この旅は、本当に偶然だらけで、凄いことが起きているということを。
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