第三十二話 4802.6Kmのプレゼント (福井県編 8/11)~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと

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第三十二話 4802.6Kmのプレゼント

石川県金沢市⇒福井県敦賀市編
前回までの補正移動距離 7782.7km
区間移動距離 180.2km
概算総移動距離 7962.9km

≪石川県金沢市⇒福井県福井市≫

8月11日 AM11:00
 ゆっくり、起きて、ゆっくり出かける。
 合間で、様々な仕事をしながら、ゆっくり出かける。
 北陸本線で、一路福井県へ向かう。
 写真を現像して、更に、ちょっとしたフォトフレームで渡したい。
 そこで、福井市に行けば買えるだろうと思い、福井市に向かった。

≪福井県福井市西武百貨店⇒福井駅喫茶店≫

8月11日 PM1:00
 福井市の名物は、おろしそばとソーツカツ
 駅前のお店で名物をランチで食す。
 そして、写真屋さんを探す。
 三人で映っている写真は、他の写真より大きめに現像
 そして、フォトフレームを買う為にロフトに向かう。
 色々なフォトフレームがある。
 あまり奇をてらうのも、いかがなものかと思い、大人しめのフォトフレームを買った。

 福井のLOFTは、予想通り JKが多い。
 
 むしろ旅人、オッサンなんてどこにもいない。

 そうだよな。旅人とLOFTは、余りに不釣り合い。

 ある意味、気まずくなりながら、福井駅に向かう。
 駅の中の喫茶店で、一枚一枚、おやじ脂な指紋が付かない様に、丁寧に、三人それぞれの分としてアルバムを作る。
 また、三人の集合写真をフォトフレームへ。
 無事に、三枚のフォトフレームが出来た。
 さぁ目的地に向けて出発だ。

 ある種変なテンションだった。

≪福井県福井市⇒福井県内某所≫

8月11日 PM4:00
 北陸線を下って福井県内某所に向かう。
 向かう電車で、短大に通う2年生の方とお話した。
 凄い印象に残ったのが、
 「塾に通ったことがなく、短大に進学したんです。学校でしっかりやれば、塾なんか行
かなくても、基礎はしっかり付きます」
 とおっしゃってくれたコトバ。
 そして、地方の私立大学の特徴として、
 「地元には強いけども、それ以外の地域を志望するには、一人でやっていかなければい
けない」
 とリアルなエピソードを語ってくれたこと。
 これを、俺なりにまとめると、地域の私立大学が生き残る為には、他の地域との情報交
換が、必要になってくるのかなと感じた。
 キャリア支援をやってると言う話はよく聴く。
 しかしながら、それは、果たして、ニーズにマッチしているのか?
 進路多様化の昨今において、セミナーを実施する以上に感じたことである。
 そうこうしているうちに、彼女は、会釈して列車を降り、ほどなく俺も目的地の駅に着
いた。

≪4802.6Kmぶりの再会≫

8月11日 PM7:00
 長崎で撮影してから、14日ぶりに4802.6kmの道のりを経て、彼女達に再会した。
 準備していた≪プレゼント≫を手にして。
 3人の内、お2人が駅前に来れたので、俺は、長崎でのエピソードを思い出しながら、再
びお願いした。
 『写真撮らせてもらってもいいですか?』
 「もちろんどうぞ」


 


 


 素敵なお言葉をいただいた。
 長くない、むしろほんのわずかな時間だった。
 けれど、そのわずかな時間には、色々な想いが詰まっている。
 『また、次も撮らせてくださいな。そのアルバムの思い出が詰まりますように』
 「また、次も撮ってくださいね」
 そして、俺は再び電車に乗った。
 俺は、毎日、様々な所で旅人として、出会いと別れを繰り返す。
 旅人でなくなった日常に戻った時に、ふと忘れてしまうこともあると思う。
 だからこそ、ココロのシャッターを押す。
 きっとそれは、福井県に来るたびに思い出すだろう。
 夏の日に、こんな人生の一ページがあったことを。

 長崎駅から、14日間 4802.6Kmのプレゼントを届けた旅の空は、晴れていた。
 

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