第四十二話 気楽に行く方がうまくいく?(香川県愛媛県広島県編8月21日)~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと
第四十二話 気楽に行く方がうまくいく?
香川県高松市⇒愛媛県松山市⇒広島県広島市
前回までの補正移動距離 9866.1km
区間移動距離 245.2km
概算総移動距離 10111.3km
区間移動距離 245.2km
概算総移動距離 10111.3km
≪香川県高松市 高松駅≫
8月21日 AM10:00
レンタカーを返し、高松駅へ。
さて、香川県の美女はまだ撮ってないぞ
でも、そんなに焦ってはない。
もし、撮れなかったら、また戻ってくるか。
そんな、リラックスした気持ちこそ、何かを運んでくる。
たまたま、駅で見かけた可愛らしい女の子に話しかけてみた。
『どうも、こんにちわ。全国一周して写真を……』
「面白いことやってますね。」
そんなところから、会話は始まった。
『写真撮らせてもらっていいですか?』
「どうぞ」
『はいチーズ』
写真を撮ってから、色々と聴いてみた。
『どちらに行かれるんですか?』
「松山です」
『同じ同じ。何をつかって行くの?』
「次の高速バスです」
『同じ同じ』
なんと、写真を撮った女の子と同じ方向、同じバスだった。
『もし良かったらバスでもお話しませんか?』
「ぜひぜひ」
そんな松山までの旅が、始まった。
≪松山までのバスの車中≫
松山までは、バスで2時間40分。
彼女は、大学2年生
色々な未来を、想像しながら、今を全力で頑張っている。
時に、失望したりもあるけれど、でもまた立ち上がる。
「自分らしさってなんですかね」
『俺らしさは、写真を撮らせてくださいって、恥を承知で行くことかな。決していいこ
とばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない。』
「あっつ確かに。おもしろい」
彼女の顔は、少しづつ変化してきた。
絶え間ない笑顔に包まれて、あっという間にバスは松山駅に着いた。
≪愛媛県松山市 JR松山駅≫
8月21日 PM1:40
『じゃあ、また一枚撮ろうか』
「はーい」
笑顔が、こぼれんばかりだった。
『はいチーズ』
『ありがとう。また会える日を』
「はい。またどこかで」
彼女は、Facebookでこんなコメントを残してくれた。
「楽しかったです! (人´∀`o)出会いに感謝ですね♪これからも頑張ってください」
出会いに感謝。まさに、そこに尽きると思った。
松山駅で、ご飯を食べ、船で広島に向かった。
≪松山港⇒広島宇品港≫
8月21日 PM4:50
高校時代の後輩が、広島なら迎えに来てくれるという。
俺が、高1、彼が中2の時からの付き合いだから、約20年近くになるのか。
彼は、バリバリ社会人として、技術者として、活躍している。
そんな立派になった彼に会えるのを楽しみにしていた。
船から見る景色は、雄大で、今まで蓄積された旅の疲れを癒してくれる。
夕方に松山を出た船は、夕日に照らされて、呉の港を経由し、7時半に広島宇品港に着
いた。
≪広島県広島市 あるお店≫
8月21日 PM8:00
彼が勧めるお店で、ご飯をいただく。
実にウマい。
「僕のおすすめの店なんですよ」
彼は、自信を持っておれに伝える。
『さすが、おすすめの店だけあって旨いな』
昔話の恋の話から失敗談、そして今現在の話に花が咲いた。
そして、俺が一つのお願いを出した。
『もし良かったらだけど、俺のセミナー(ドリカフェ)に特別講師で来てくれないか?』
「全然OKですよ。先輩のお願いなら聴きますよ」
『まじか。ありがとう。』
食事を終え、彼に懸命にホテルを探してもらったが、見つからず、サウナに泊まる事にした。
『また、会える日を楽しみにしてるよ』
「今度は、東京ですね」
この日で総移動距離10,000kmを超えた。
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