第四十九話 誰でもいい訳じゃない 福島県栃木県編(8月28日)~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと
第四十九話 誰でもいい訳じゃない
栃木県⇒福島県福島市⇒栃木県宇都宮市
≪東北自動車道福島県内のSA≫
8月28日 AM7:00
宮城県仙台市から、車を走らせる。
思いっきり眠くなって、サービスエリアで寝る。
暑くて起きる。
車での移動中では、すっかり、習慣になってしまった。
そして顔を洗い、まず栃木県に向かう。
ビジネスのお客様に結果報告も含めて、伺った。
お昼前まで、色々な話をした。
≪栃木県那須塩原市内≫
8月28日 PM1:00
ゼミ旅行やサークル旅行をしている学生が沢山いる。
ただ、気持ちが乗ってこない。
余裕とかではなく、何か引き出せる気がしないと言った方が良いかもしれない。
だから、車で移動しながら、移動にあてた。
気持ちが、乗らない時は、別に無理をしなくてもいいと思う。
結果も出にくい。
旅をしていて、感じたことであり、これらのエピソードもまた、指導の中に盛りこむ。
8月8日に仙台駅で撮影した、ナオコさんと福島県の福島駅でPM5:00に待ち合わせをしている。
福島県に向かって、車を走らせた。
≪福島県福島市 福島駅≫
8月28日 PM5:00
ナオコさんを乗せた列車が、到着した。
『こんにちわ。久しぶり』
「もう、顔なんて覚えてないかと思ってましたよ」
こんなやり取りも、再会ならではだろう。
お互いに接点を持ちそうにない。
でも話してみれば、意外としっくりくる。
駅の喫茶店も混雑していたので、
『俺の車でも乗ってドライブでも行くか』
と言った。
「いいですよ」
車は、目的地の無い旅に出発した。
≪福島県二本松市 道の駅安達≫
8月28日 PM5:30
『アイス喰おうぜ』
俺は、子供かと思える様な発言をした。
「おいしそうですよね」
『メッチャクチャウマいと思うんだよ。』
「いただきまーす」
色んな話をする。
「私、食べ物の写真ってついつい撮っちゃうんです」
『俺、女の子の写真ってついつい撮っちゃうんです』
「つかまりますよその内」
『法律が変わって、俺はOKになるんじゃないですかね』
「そんな訳ないでしょ」
「私、食べ物の写真ってついつい撮っちゃうんです」
『俺、女の子の写真ってついつい撮っちゃうんです』
「つかまりますよその内」
『法律が変わって、俺はOKになるんじゃないですかね』
「そんな訳ないでしょ」
彼女は、大学三年生。
だけど、俺が教えたるとか、指導したるとかは、今言うべきでもないし、むしろ聴く方
がよほど意味があると思う。
「地元福島で、就職したいですね」
そう彼女は言った。
そしてこんなことも聴かせてもらった。
「誰にでも認められたい訳じゃないし、誰でも認める訳じゃない。でもそれでいいと思
うんです」
この意味、旅を通じて思ってきたことだ。
≪誰でも良い訳じゃない≫
撮ってきた人には、何らかの要素があったり、接触したい部分があった。
だから、この旅を通じて≪撮ってきた≫のだと
『俺も、福島で誰か撮ろうと思えば、多分そんなに難しい話ではないと思うのよ。多分続きが知りたくて、再び会いに来て話したくなったんだろうな』
「少女漫画みたいな事を言いますね」
と言いながらも笑顔であった。
気が付けば、3時間以上、色んな語りを聴きながら、最寄駅まで送った。
『また、会おうぜ』
「また、会いますか」
握手と言葉を交換して、福島を後にし、栃木県の宇都宮市に向かった。
≪栃木県宇都宮市 宇都宮駅≫
8月26日 PM11:30
時間は、PM11:30
正直、この時間に着いた時に厳しいかなと思った。
もう、外を歩いている人も少ないし、帰宅帰りにしても迎えの車が来ていることも少な
くない。
でも取りあえず、行っとかなければという思いで、宇都宮駅に着いた。
着いて1分もたたないうちに、ベッピンさんなOL風の女の子が通る。
『こんばんわ。全国一周中でして……写真を……』
いつものくだりを伝えた。
「全然かまわないですよ」
『マジですか。ありがとうございます』
『はいチーズ』
「頑張ってくださいね」
『はい。完走します。またどこかでお会いしましょう』
「その時は、続きを聴かせてくださいね」
会釈と握手で別れた。
その時間、わずか2分。
そして、一旦は、神奈川の自宅に帰宅しようと思ったが、埼玉県内のサービスエリアで
強烈な睡魔に襲われ、そのまま車で寝てしまった。
人生、諦めなければ捨てたもんじゃない。
実感している。
そして、誰でもいい訳じゃないということも
再確認した。
そして、誰でもいい訳じゃないということも
再確認した。
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