top of page

13/9/17

スペインに留学すると言ってとある離島に1年間住んだ話 後日談

Image by Olia Gozha

感謝


なんだか「帰るまで」が500人の方に読まれたので少し追記でもしようかと思います。

この人数は僕が居たTijarafeという村の全人口の4分の1に当たります。

正直、しょっぱな出落ち感が強いお話しですが、こんなにも多くの人に読まれてびっくりしています。

自分でお話を書いてて、人に伝えるってことはやっぱり難しいと思いました。

それでも最後までお読みくださってありがとうございます。

では、簡単ですがどうぞ。


帰省


もう既に1年位前の事ですが、ホストファミリーの家に帰省を果たしました。

ホストマザーには


「こんなにも早く帰ってくる子は初めてよ!」

と言われるくらい最短だったみたいです(約3年かかっていますが)


確かに、僕が留学中に里帰りしてきた南アフリカ人のスタンフォードは7年かかっていましたねぇ…。


そしてさらに


「あなたよく喋るようになったしスペイン語よくわかるようになったね!」

と言われました。

住んでいる時は本当にサッカーの事しか喋らなかったのに、今ではいろいろなことを話してくれるようになった!と喜んでくれました。


(俺の留学生としての生活は果たしてよかったのだろうか…)



これは別件ですがfacebook上でサッカービジネスとか面白そうだなぁとつぶやいたら、何故か

「サッカーをもう一度始めるのだけは止めてちょうだい!今やっていることをきちんとやり遂げるのよ。」

的なメッセージがスペイン語で入っていました。


(僕は日本語で書いています)





カナリアに帰ってきて真っ先に迎えてくれたのはホストマザー。そして、家ではホストブラザーとホストファザーが迎えてくれました。


ホストシスターのバレンティナはアメリカへ旅立っていました。

うーん。会えないのは残念でしたが後ほどfacebook(文明の利器はいいですねぇ)でコンタクトを取り、今度帰る時は会おうと約束しました。


まぁ留学生を受け入れるくらいなので、この家は勉強に力を入れているというのはおわかりでしょう。

案の定ホストマザーはホストブラザーにもドイツへ行かせようとしました。

理由を聞くと…


「あいつは怠け者だから少し厳しいところのほうがいいんだよ。」

自分「え、それだったら日本のほうがいいんじゃない?」

「いやー、でもこっちで使える言語を持ってたほうがいいでしょ!」

確かにこの島には日本人は…

(僕が行った時に2人ほど居たらしい。)




帰ってきてから次の日から僕は行ったことのないような場所ばかり行きました。


火山の河口に行ったり



港町に行ったり




自分「なんでここに来たことなかったんだろう? 結構この島を回った自信があったのに…」

ホストマザー「それは、あなたが疲れたとか言って外に出なかったからでしょ。サッカーばかりやって…。」

(こんな留学生にはならないようにしてくださいね。これから留学する人たちは特に。)




学校へ訪れたり


懐かしの場所で友達と再会したり




カナリアをたくさん満喫しました。


そして、留学中に持ち帰りきれなかったおみやげも持って帰ってきました。





今でも素敵な思い出が溢れ出てきそうですね。



忘れちゃいけないもの


この留学では数え切れないくらいの体験と友達、そして今でも出来続ける大切なモノができました。

現在、僕は時間があるときだけですが自分がお世話になった留学団体で学生ボランティアをやっています。

本部(東京)とかはかなり規模が大きくて多くの学生ボランティアが活動しています。

でも、僕は支部の活動を選びました。

理由はいろいろとありますが、一番はやっぱり留学に行こうと思っている高校生と話すのは楽しいということです。

そして、仲良くなっていくうちに自分の高校生時代を振り返って様々な記憶と振り返りができるからです。

出来事は振り返ってみることが大事。そして、それが言葉にできることが大事。


留学へ行った方、またはこれから行く方は是非後輩にもその経験を存分に還元してあげてください。


それは彼らにとっても自分にとっても有意義な時間です。

自慢話でもいいのです。その時、自分しか経験していないだろうと思うことを探して言葉にしてあげてください。


そして、後輩に外の世界へ一度出てみる楽しさ、辛さ、大切さを伝えてあげてください。


なんか説得みたいな感じになっちゃいましたが、これにて僕のカナリア諸島の体験記はキリをつけたいと思います。


続きは、またLa Palmaに行ったら書きましょうかね。


それではまたお目にかかる機会まで。

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page