スペインに留学すると言ってとある離島に1年間住んだ話 7年後に伝えたこと
突然のメール
スペインから帰ってきて早7年。
スペインの実家に帰ってすでに3年が経過し、
僕は就職活動という波に一度もまれながらも院への進学を選択した。
ある意味人生の迷子の時期、モラトリアム期間とも言われる院生。
大学時代に手を出したイベントは数知れず(ただし彼女はできたことがない)、
何がしたいのかわからない、そして僕が何者なのかみんなわからない。(自分を含めて)
そんな僕に一つのメールが飛んできた。
僕が高校生の時にお世話になった留学団体の社員さんからだ。
内容としては...
おいおい...。
僕が行ったのはすでに7年も前の事なんだぞ...。
とツッコミを入れつつ、無下にも断れないのでとりあえず引き受けることにした。
留学経験を話す機会
実はこのようなことは1度ではない。
帰国してすぐにも、留学経験を話す機会はあったし、それ以外の場所でも話す。
つい最近では昨年、関西での学校説明会の際に話すこともあった。
(その時は、相手方が明らかに大学での留学について押してきていたので、対抗していれただけなんだが)
プレゼンの推敲時にツッコまれたのが、
まぁ、彼女が一度もできたことないのに一緒に写っている写真を見せられたら誤解されますわな。
(ここにも載せたいですが相手の肖像権とかありますので載せません)
そんなこんなで意外と留学に行きたいと考えている人の中で多くなってきたのが、
とかいう感じです。
まぁ僕も、サッカーやりたいという単純な理由だけで行ってきてしまったので人の事を言えませんが、
もう少し力抜いて行ったら?
と思います。
まぁ将来的には大学とか考えなければならない年代なのですが、
今は生き急いでもあんまりなぁと思います。
だって、たくさん生き急いでも得しないもの。
生き急ぎって得するの?
1年間浪人した後に、僕は今の大学に入りました。
1年生の頃から無駄に意識が高くて、やることなすこと全てをやりつくそうとしました。
そのおかげかどうかわかりませんが、
2年生:政策コンテストに参加してチームが優勝
3年生:某学会ワークショップに参加して色々とやる
4年生:国際コンペに挑戦
この背景にも被災地へ調査に行ったり、授業のアシスタントを結構請け負ったりしていました。
就活のネタとしては重宝できるようなことばかりです。
(就活のネタとして使うことなんてサラサラ考えていませんでしたが)
ただ、それゆえに僕って一体何者なんだろうか。なりたい大人ってなんだろう。と思うようになりました。
また、職業として現在あるものもなんか違う!と感じるようになりました。
そう思うと就職活動が思うようにできなくなって、結局大学院生になりました。
今でも僕は何をやりたいのか、何になりたいのかわかっていません。
社会に出ないとわからないことも多いんだろうな、と思っています。
もう少し肩のちからを抜きながらまったりと院生を過ごしている...(とは言いづらいですね)
だからこそ、思うのが
将来のことを考えすぎてもいいことないぞ
ってことです。
まぁ確かに、大学にすぐ進学できれば楽しいことも多いでしょう。
だからといってそのために留学へ行くのはなんか違うんじゃないかなと。
目の前にあることを目一杯楽しんで、楽しんで、苦しんで、考える。
後先考えずに楽しむことが自分の精神衛生的にも将来的にもいいのではないかと考えています。
(まぁそういうふうに考えなかったからこのような現状になっているということも言えるのですが、それはまた別のお話...)
こんな話を7年目の節目なのかどうかわかりませんが今年の夏からスペインに行く留学生に伝えてきました。
(ちなみに2人とも優秀な方で僕みたいにカナリア諸島に飛ばされるということはなかったみたいです)
ふと、こんな話を書いたのは、つい最近誕生日をむかえてホストマザーと話した時に小学6年生だったホストシスターが薬学部に入って、5年生だったブラザーがもう高校年代の最終学年だと聞いたからです。
時の流れは早いなと感じるとともに、僕もどこかに就職とかしてお金を溜めなきゃなと思いました。
(どこかいいインターンシップないかなぁ...)
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