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13/9/29

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(5)

Image by Olia Gozha

ホリエモンとたった一度の会話

ちょっとここで寄り道。


そもそも私が堀江氏を知ったのは、(今はもう休刊してしまった)「月刊ASCII」という由緒正しいパソコン雑誌の中で、なんとなく目に止まった、とあるインタビュー記事で見かけたことがきっかけである。まだlivedoorになる前の、オン・ザ・エッヂの時代だ。

印象的な作風で、その後、映画まで制作するようになるCGクリエイター「新海誠」についてや、ネットベンチャー企業について斬新、かつ壮大に語っているのに惹きこまれ、どれくらい年上かと思えば、自分のたった1歳年上という。

いったい、どんな人間なのか非常に興味がわき、採用募集に応募したのが運のツキ。

2次面接でいきなり堀江氏と面接(+2名エンジニア)。10分ほどしゃべり、経歴を面白がられ翌週、もとい翌営業日から入社することに。

巷では505iのQVGA携帯が出たり、映画マトリックスがはやってたりしていた、2003年5月のことである。

直接本人と話をしたのは、この時が最初で最後である。


私の堀江氏に対する印象

事件後は、マスコミとかからは、「ひどい社長だったでしょう?」とか「恨みとかあるでしょう?」みたいな論調も多かったかもしれないが、自分は事件前も、事件後も、今でも、それほどイメージは変わっていない。

好きか嫌いか、と聞かれれば、好きとか嫌いとかではなく、「凄い」の一言に尽きる。目的達成のためには手段を選ばず、前例があろうがなかろうが関係ないから常に提案と実行案は斬新そのもの。

そして、そのためには人一倍の努力をしている人だった(と思う)。


社員A「社長、もう六本木ヒルズ38Fにこれ以上社員が入りません!」

ホリエモン「だったら、床と天井の間に1枚床を入れて、2階建てにすればあと、あと2倍、人が入るじゃないか」

社員A「(!!!)」

※聞いた話だが、こんなやりとりがあったという。できるか、できないか、は別として、やる前になんでもあきらめず、まず先入観にとらわれずやってみる、という人だった。


なので、いわゆる犯罪など、汚いことを巻き込まれることはあっても、分かっていてやるような、腹黒い人とおもったことはなかった(もちろん、お世辞ではなく)

むしろ既成観念に囚われた古い人達が「ついていけない」ということを認めたくないばかりに、否定され続ける存在であったように思う。

なので、ちょうど最近始まった出版のための連載

第0章 それでも僕は働きたい

これを読むことによる違和感は私には特になく、コミュニケーションについての大事さを認識した、という部分だけ、当時より「変わった」と感じるのであった。


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