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13/10/10

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(7)

Image by Olia Gozha

彗星のごとく現れた小僧という名の大人

事件後、自分にとって大きな影響を与えたのは、平松庚三氏との出会いである。


ホリエモン「(事件直後)私に何かあったときには、その時は、会社のこと、みんなのこと、よろしくおねがいします。」

平松氏「(・・・・)」

ホリエモン「(次の予定があり、そのまま退室・・・)」

事件後、こんなやりとりがあったらしい。


ボクがライブドアの社長になった理由 (ソフトバンクビジネス) [単行本]

平松さんは、私にとって「こんな人になりたい!」、とも思える、とても懐の深い方で、事件後、突然、ライブドア社長に就任することになった時には、自宅までマスコミが日夜詰めかけ、そのストレスで、身体に不調をきたした時にも、会社では、「例えから元気であっても笑顔を絶やさない!」と。

そんな方で、とても刺激を受けたのを覚えている。


現場のメンバーとは一回りも二回りも年が離れているにも関わらず、すごく等身大で、誰にでも分け隔てなく交流されて、まさに、「フランク」という表現がマッチする存在だった。

実質、在任期間は1年半弱程度ではあったのだが、気づかないところで大変苦労されて、そのお陰で、当時、精神的に助けられた社員も多くいたのではないかと思う。

夢を実現したい人に入って欲しい

他にも社長をできた人はいたのかもしれないが、平松さんが大人として、矢面に立ったために、その分、他の社員は集中して業務に取り組め、立て直しもできたのだと思う。


「60代でもまだまだ小僧のようなものである。半人前だ」を口癖に、スポーツカーや大型バイクを愛し、話しているだけでこっちがワクワクしてくるような、そんな社長だったからこそ、あの混沌とした時期を乗り越えられたのである。


退任後は、以前からやりたかったご自分の会社、小僧com株式会社を立ち上げられて、経営に日々勤しまれている。

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Image by Jukka Aalho

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