社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(9)
これからWebの時代だっていうのに紙メディアという編集長との出会い
東京IT新聞というメディアをご存知だろうか。
その名前の通り、主に都内IT企業向けに配布されているフリーペーパーで、ちょうど事件後頃に創刊して、当時、井上さんという編集長とたまたま出会った。
とても面白い方で、事件のことなど関係なく、まだ誌面に空きがあるので広告とさらに連載枠をいただいた。(交渉して1枠定価25000円のところを先まで買い取る条件で1枠12500円にしていただいた・・・つくづくセコイ)
新聞よりネットを見る人が多くなっていった時代にあえて紙に挑戦し、そして成功した貴重なケースと思われる。内容も徐々にネットニュースに負けないクオリティーだったため、かなりこだわって編集されていたと思われる。
まさにドヤ顔・・・。
当時、編集権もすべて持っていたので、今思えばまったく誌面と関係のない、ワイコバおすすめのラーメン屋ベスト5とか入稿してた気がする・・・。(ごめんなさい)
インターネット企業としての原点回帰
次はMarkezine。
という連載の取材を受けることに。
この頃、事件から1年たち、2度めの春に、ライブドアは、ライブドアとライブドアホールディングスに分社化。
その後、オフィスを赤坂へ移し、弥生やぽすれんなどが分離・売却されていくことで、ライブドア本体は、事件前、大きくなっていく前の元々のインターネット関連事業において、筋肉質化されていくのであった。
この漫画に描かれているとおり、ファンキーでバイタリティあふれる会社として徐々に再生されていくのであった。
だが、この後、六本木ヒルズから出て行かなくてはならなくなり、大掛かりな引っ越しをわずか数名で担当することになる。
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